1300人が集まったラジオ体操の特別巡回=東京都町田市
5月18日早朝。東京都町田市の市立成瀬台小学校の校庭は、幼児から高齢者まで1300人で埋まった。「かんぽ生命」などが主催するラジオ体操の特別巡回だ。今年は5〜10月に全国11カ所を回る。
午前6時半からのNHKラジオの放送に合わせて一斉に腕を回したり体をねじったり。2人の娘と来場した小林雄三さん(38)は、「久しぶりに早起きしてラジオ体操をして、気持ちよかった」。成瀬台小の子どもたちもたくさん参加した。秋本浩市校長は「朝から体を動かして新鮮な空気を吸えば体にも良いし、勉強もはかどると思います」。
1928年、国民の健康増進を目的に逓信省簡易保険局(現かんぽ生命)が作ったラジオ体操は、今年80歳を迎えた。ラジオとテレビで年中無休で放送されている。
終戦後に何度か変更があった後、いまのラジオ体操第一が制定されたのが51年。だれでもできることに重点が置かれた第一に、筋力を鍛える動きが加わった第二が翌52年にできた。計26種類の動きは、体をまんべんなく動かす運動が組み合わされてできている。
高齢者や障害者にもやさしい動きを採り入れた「みんなの体操」も合わせると、準備運動も含め合計15分弱。「全身を動かして57キロカロリーを消費します。少し速めのウオーキングをしたのと同じくらいの運動量になります」と、全国ラジオ体操連盟理事の中島稔さん。
文部科学省が推進する「早寝早起き朝ごはん」運動ともひっかけて、中島さんは「早く起きてラジオ体操をすることで、体力だけでなく学力向上にもつながるのではないでしょうか」。(神田明美)
●来月には「体操祭」
かんぽ生命やNHKなどが主催する特別巡回と夏期巡回のほか、地域の愛好者たちがラジオ体操をする集いも多い。これらの会場は、全国ラジオ体操連盟のサイト(http://www.rajio−taiso.jp/)で。
7月27日午前6時からは東京・有明の東京ビッグサイトで大きな体操祭が開かれる。
ラジオ体操のラジオ、テレビの放送予定は、NHKのホームページ(http://www.nhk.or.jp/event/taisou.html)に掲載されている。