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朝カレー スパイスが脳を活性化

2008年6月18日

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写真カレーには多くのスパイスが含まれる。シナモンが入ったカレーも=東京・日本橋、林正樹撮影

 カレーを東洋医学の立場から研究している人がいる。

 日本薬科大教授の丁宗鉄(ていむねてつ)医師だ。カレー好きで、最低でも週に2回は食べるという。カレーに使うスパイスが漢方薬と共通することに気づき、10年ほど前から実験を重ね、体への効果を調べてきた。

 最初は冷え症に効くのではないかと考えたが、実験の結果、最も劇的な効果があったのが脳の血流量だった。25〜39歳の女性6人に、カレーとおかゆを別の日の同じ時刻にかまずに飲んでもらった。すると、カレーはおかゆより大幅に多い2〜4%も脳血流量を増加させることがわかった。これは血管拡張剤のニトログリセリン2錠の効果とほぼ同じ。脳の血流量が増えると酸素が脳に行き渡り、脳が活発に動き出す。個人差はあるが、集中力が高くなる人もいるという。

 「交感神経と副交感神経が切り替わる朝に食べるのが効果的。受験生にもおすすめです」と丁さん。夜食べると、人によっては活性化されすぎて寝られなくなることもある。

 カレーはしかも、野菜がたくさん入り、ご飯も一緒に食べられるなど、栄養バランスがいい。週に1回、冷蔵庫の整理を兼ねて作れば食材の無駄が出ない、冷凍もできる――と、作る側にとっても、いいことだらけだ。

 市販のルーには15〜30種類のスパイスが含まれている。脳を活性化させるのは、カルダモンやディルといったスパイス。丁さん自身は甘口の薄いカレーに様々なスパイスを足して、味の変化を楽しんでいる。サンショウやワサビなど「和のスパイス」も意外と合うという。(葉山梢)

●煮込むと効果減

 作り方のポイントは煮込まないこと。スパイスは熱に弱いのだ。ルーが溶けたら火を止めてしばらく置くと、味がしみこむ。

 食べるときには、冷たい水を飲みすぎないよう注意したい。体を温める効果が台無しになるからだ。辛さを和らげたいなら、付け合わせの福神漬けやラッキョウを食べる。インド式ミルクティーのチャイを飲むのもいい。

 辛すぎるカレーは実は邪道。丁さんによると、辛さの元の唐辛子には一時的な効果しかない。他のスパイスは、子ども向けのマイルドなカレーでも十分効くそうだ。

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