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緑茶 認知症予防に効果

2008年8月27日

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写真緑茶の形や色、香りを検査する様子。緑茶は栽培方法や摘み取る時期でカテキンやテアニンの量も変わる=静岡県牧之原市の伊藤園で

 緑茶を飲むことで、認知症の予防につながる――。そんな効能があることが、最近の研究でわかってきた。

 「1日2杯以上緑茶を飲むと、カテキンの働きで認知症を予防する可能性があります」と言うのは東北大大学院の栗山進一准教授。

 同大大学院医学系研究科公衆衛生学分野などが仙台市内の1地区の70歳以上を対象に行った寝たきり予防の聞き取り調査。認知機能検査を受けた1003人に、緑茶を飲む回数を尋ねた。飲む回数が「週3杯以下」の認知障害がある人の割合に比べ、「週4〜6杯、あるいは1日1杯」の人は34%低く「1日2杯以上」は53%低かった。研究グループがこの分析結果を06年に公表すると、海外からも問い合わせが相次いだという。

 認知症は神経細胞が死んで脳が萎縮(いしゅく)することで起こるが、栗山准教授は「緑茶に含まれるカテキンが神経細胞を保護することが動物実験でわかっており、人へもその働きがある可能性がわかった」。

 カテキンのほかに、緑茶中のアミノ酸の一種「テアニン」が神経細胞を保護する作用がある、という研究結果もある。

 飲料メーカーの「伊藤園」は研究者と共同で実験をした。あらかじめテアニンを入れたラットの神経細胞と、入れなかった神経細胞に、神経細胞を破壊する過剰量のグルタミン酸を加えた。テアニンを入れなかった神経細胞は約50%が死んだが、入れた場合は細胞死が抑制された。また、別の研究では、緑茶の粉末カプセルを15カ月間毎日飲んだ認知症の高齢者と飲まない認知症の高齢者を比べたところ、飲まないほうは認知機能が下がり、飲んだほうは低下が抑制される傾向だった。(神田明美)

●他にも多くの効能

 栗山進一准教授は「緑茶には認知症が予防される可能性以外にも多くの効能があり、若いうちから飲む習慣をつけるといい」。

 ただ、寝る前や子どもが飲む場合に気になるのが、緑茶に含まれるカフェイン。伊藤園中央研究所の卯川裕一さんによれば、カフェイン少なめのお茶の入れ方がある。

 カフェインは湯の温度が高い方が多くなるという。「水に茶葉を入れ、一晩おいてから茶葉を取り出します。水出しにすると、カフェインは少なくなります」と卯川さん。

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