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漫画 脳を刺激、今や「学問」

2008年10月1日

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 愛読書に漫画をあげる総理大臣が誕生した。しかし、漫画雑誌全体をみると、売り上げは低迷、かつてない苦境にある。

 出版科学研究所によると、07年の漫画雑誌の推定販売部数は7億1718万冊。「ドラゴンボール」「スラムダンク」(いずれも少年ジャンプ)が連載されていたピーク時の95年に比べると、ほぼ半減している。

 定期購読者が減っていることが大きな原因で、背景に携帯電話やインターネットなど、ほかの楽しみが増えたことがあるとみられる。ただし、単行本は5億1794万冊とほぼ横ばいで、根強い漫画ファンは健在のようだ。

 小さいころ、「漫画なんか読まずに勉強しなさい」としかられた。読む楽しみの一方で罪悪感もあったが、今や漫画は「学問」になった。京都精華大は06年にマンガ学部を創設した。マンガやアニメーションなどの3学科に639人が学ぶ。学部長に漫画家の竹宮惠子教授が就任するなど、実作者も指導にあたる。

 脳への刺激という点で注目するのは、医師で作家の米山公啓さん。7月に「マンガ脳 マンガを読むと頭が良くなる!」という本を出した。様々な漫画を取り上げながら、読むことと脳のかかわりを分析する。たとえば、教授を先頭に大学病院の廊下を進む医師団の行列を上斜め45度から見るシーン。見たことのない場面を、実際に不可能な構図から見ることによって右脳が刺激される。

 漫画で刺激され、イメージ力が高まった脳が「マンガ脳」。「新しいこと」「目」「作品世界の広がり」などを意識してマンガを読むことで、さらに脳を鍛えられるという。(星賀亨弘)

●蔵書は実家に2千冊

 「マンガ脳」はアスペクトから1365円(税込み)。米山公啓さん自身も、実家に漫画が2千冊以上あるという愛好家。学生時代、休日になると電車で古本屋に通い、20〜30冊ずつ買ってきては読みふけったという。

 音楽が脳を活性化させることにも注目して、昨年は「脳がいきいきクラシック」、今年は「脳がいきいき抒情歌(じょじょうか)」というトレーニングブック付きのCDセットを出している。

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