文法は助動詞と助詞に関する出題が多く、助動詞は「ない」と「れる(られる)」、助詞は「の」がよく取り上げられます。文章の一部を指して問う形式が多く見うけられます。(四谷大塚 国語科)
【国語】
〈1〉(1)「長い距離を走らせ〈られる〉」、
(2)「先生もいっしょに走ら〈れる〉」の〈られる〉〈れる〉と同じ使い方のものを次の選択肢からそれぞれ一つずつ選び、記号で答えなさい。
ア 温かさが感じ〈られる〉このごろです。
イ あなたは本当にそう思わ〈れ〉ますか。
ウ ふるさとが懐かしく思い出さ〈れる〉。
エ 駅へは五分でいか〈れる〉。
オ 多くの人から声をかけ〈られ〉た。
〈2〉「裏山〈の〉見える奥座敷に祖母は寝ていた」と同じ使い方の〈の〉を次の選択肢から一つ選び、記号で答えなさい。
ア 私の作ったケーキです。
イ 教室の中に花を飾る。
ウ りんごの赤いのをください。
エ 花の命は短くて、
オ 狭山の叔父さんが来た。
(07年度 西武学園文理中学校から)
【算数】
あるビルの3階に行くのにエスカレーターに2回乗ります。1階から2階までのエスカレーターは止まっているときに54段あります。A君は1階から2階までのエスカレーターに乗りながら、一定の速さで1段ずつ歩いて30段上ったところで、2階に着きました。続いて2階から3階までのエスカレーターに乗りながら、1階から2階までの2倍の速さで上ったところ、1階から2階までにかかった時間の半分で3階に着きました。このとき、次の各問いに答えなさい。ただし、2つのエスカレーターの動く速さは同じです。
(1)2階から3階までのエスカレーターは止まっているときに何段ありますか。
(2)A君が1階と2階のちょうど半分のところまできたとき、B君は1階からエスカレーターに乗りながら、一定の速さで1段ずつ歩いて3階まで上りました。このとき、2人は同時に3階に着きました。B君の上る速さは、A君が1階から3階まで上る平均の速さの何倍ですか。
(07年度 明治大学付属明治中学校から)
【理科】
日本の夏は、太平洋にある暖かく湿った空気を持つ高気圧の影響で、かなり気温が高くなります。
(1)天気予報などでよく聞く「熱帯夜」とは、どのような日のことを指すでしょうか。(ア)〜(エ)から1つ選び記号で答えなさい。
(ア)最高気温が30℃を超えた日
(イ)最低気温が25℃より低くならなかった日
(ウ)夜中に最高気温を記録した日
(エ)ヒートアイランド現象が観測された日
(2)気温が高く大気中に水蒸気が多くふくまれているときに、人間は「蒸し暑い」と感じます。これはなぜですか。その理由を説明した次の文章の【ア】〜【ウ】に適当な言葉を入れて、説明文を完成させなさい。
気温が高くなると、人間の【ア】も高くなる。そこで、皮膚(ひふ)から【イ】が出されて【ウ】するとき熱を奪っていくことで【ア】を下げようとする。しかし、大気中に水蒸気が多いと【イ】があまり【ウ】しなくなってしまうから。
(06年度 跡見学園中学校から)
【社会】
スペインの宣教師(せんきょうし)フランシスコ=ザビエルが鹿児島に来て、キリスト教を伝えました。その後、多くの宣教師が日本をおとずれ、主に西日本を中心にキリスト教が広まりました。また、平戸や長崎の港を中心に、スペインやポルトガルとの貿易がさかんに行われ、さまざまな品物や文化が日本に入ってきました。
問1 ザビエルがキリスト教を伝えたことについて、このできごとは何世紀のことですか。
問2 スペインやポルトガルとの貿易を何といいますか。
(07年度 芝中学校から)
◆解答と解説
【国語】
〈1〉(1)オ (2)イ 「れる」「られる」には四つの意味があり、文脈によってはまぎらわしい場合があるので、好んで出題される。選択肢はそれぞれ自発(ア・ウ)、尊敬(イ)、可能(エ)、受身(オ)の用法。〈2〉ア 「の」にはたくさんの意味があるが、問われるのは、主語を表すこの問題の「の」が最も多い。
【算数】
(1)A君とエスカレーターの速さの比は30:(54−30)=5:4、1階から2階までの時間は54÷(5+4)=6、2階から3階までの時間は6÷2=3、(5×2+4)×3=42(段)。(2)A君の平均の速さは(54+42)÷(6+3)−4=20/3、B君のかかった時間は6÷2+3=6、B君の速さは(54+42)÷6−4=12、したがって、12÷20/3=1.8倍。
【理科】
(1)(イ) (2)【ア】体温【イ】汗【ウ】蒸発(気化) (1)最低気温が25℃以上の夜を熱帯夜、一日の最高気温が30℃以上の日を真夏日という。(2)水は蒸発するときにまわりから熱を奪う。人間は体温が上がると汗をかき汗が蒸発することで体温が上がるのを防いでいる。しかし、大気中に水蒸気が多くふくまれていると汗が蒸発しにくくなるため、蒸し暑いと感じる。
【社会】
問1 16世紀 問2 南蛮貿易。
フランシスコ=ザビエルが日本にキリスト教を伝えたのは1549年。16世紀末には日本の信者は約15万人にのぼった。東南アジアを経て南から来る人という意味で、スペイン人やポルトガル人は南蛮人とよばれた。彼らとの貿易などを通じて、めがね・地球儀・世界地図などが日本にもたらされた。
<協力:四谷大塚>