笑顔も涙もあった合格発表。受験を通して成長しました。(構成・山根由起子)=子どもは仮名
○ニコニコ家○
やった! ナナコは日本女子大付属中の発表を母と見に行った。受験直後は自信満々のそぶりだったが、実は難問に戸惑い、出来が良くなかったことを言い出せなかった。受験番号は掲示板の一番上段に。「やった! 合格」。喜びをかみしめた。母は泣いたが、ナナコは母に気後れして泣けなかった。頑張ったな。(父)
◇ドタバタ家◇
自信 1日、麻布中の入試に臨んだマサキは母を振り返りもせず会場へ。帰りは友達と楽しそうに問題について話していた。「感触は?」と聞くと、「大丈夫かな、珍しく社会ができたし」。弁当の後は友達と校庭で遊んでいたそうだ。3日の合格発表は母と見に行った。掲示板に番号を見つけ、ガッツポーズをした。(母)
●ノンビリ家●
再挑戦 1日の海城中、全力を出し切れたようだが、終わった瞬間にケアレスミスに気付いたヒロシ。ひどく落ち込んで帰り道は涙をこらえていたようだった。翌日の発表は、ヒロシは他校を受験していたため母が見に行った。結果は不合格。でも3年間よく頑張り、1月に2校に合格。3日も海城中に再挑戦した。(母)
◆ワクワク家◆
最後まで 6年生になってから休まず塾に出席したユイ。1月には3校に合格。最後の授業で国語の先生が宮沢賢治の詩の一部を引用し、「雲からも風からも透明な力が(ユイに)うつれ」という言葉を下さった。第一志望の女子学院中は残念ながら届かなかったが、最後まで過去問の解き直しなどをして頑張った。(母)
■受験を通して成長したこと ○ナナコは辛抱強くなった◇マサキは自分の課題を探すようになった●ヒロシは簡単にあきらめない粘り強さが身についた◆ユイは何事にも前向きになった