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教科SHOW

小中学校理科 「解剖」しなくていいの?

2007年06月07日

 かつてカエルやフナの解剖は、動物や人の体の仕組みを理解する単元で必ず扱われていた。しかし、現在は「縮小」の傾向にある。

 カエルやフナの解剖図は中学理科の教科書の場合、必修ではない自由研究の項目に入れるか、まったく扱わないかのどちらかだ。小学校理科にも、フナなど魚の解剖図が載っていないものがある。

 掲載している教科書を見ても、腸や肛門(こうもん)などの見分けができる絵だけのものと、解剖ばさみで切り開く手順を図示しているものに分かれ、足並みはそろっていない。

 国立教育政策研究所の鳩貝太郎・総括研究官によると、58年の学習指導要領の改定で、脊椎(せきつい)動物のうち体の仕組みが比較的、簡単なフナが小学校で、より複雑なカエルが中学で取り上げられるようになった。80年代までは学校現場で解剖がよく行われていたという。

 「解剖には、生命を尊重する態度を育むという意味もある。解剖の後には、死に触れて『ありがとう』と感謝の気持ちを表せるようになる」。鳩貝さんは、その重要さを説く。

 ただ「生命尊重に反する」「かわいそう」と、動物愛護の視点から反対する声も根強い。カエルの解剖は学習指導要領から外れ、02年の教科書には中学生の学ぶ範囲を超えているという指摘もあって、扱う中学教科書は減っているのが実情だ。

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