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小学校の国語 みんな知ってる「ごんぎつね」

2007年06月21日

 新美南吉の童話「ごんぎつね」は、四半世紀前の1980年から、小学4年の国語教科書すべてに掲載され、子どもたちが必ず触れる「定番」だ。

 「ごんぎつね」が初めて教科書に登場したのは半世紀前の56年。最初は1社だったが、60年代後半から掲載する社が増えていった。東京書籍は68年に採用。同社の担当者は、教師たちの支持が高いほか、「400字詰め原稿用紙15枚の分量は教科書で扱うにはちょうどいい長さ」という。

 物語は、小ぎつね「ごん」がいたずらして、兵十が取ったウナギを首にまきつけて逃げ出す。10日ほど後に兵十の母が亡くなったのを知り、ウナギは兵十が病気の母に食べさせようとしたのではと後悔する。ごんは償いにクリやマツタケを兵十の家に届ける。それを知らない兵十はある日、家に忍び込んできたごんを火縄銃で撃つ。近づいてみて、土間にクリが置かれているのに気づき驚く――という内容。

 府川源一郎・横浜国大教授によると、ごんや兵十の心情や考えの変化を追い、物語の主題を考える授業のほか、「ごんは幸せだったのか」を論題にディベートも行われているという。

 府川教授は「心の通じ合いと悲しい結末という不条理さが、子どもたちに感動を与えている。教科書からは外せない作品」と話す。

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