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教科SHOW

小中学校の算数・数学 電卓を使っていいんだよ

2007年08月09日

 電卓が、教室で積極的に活用されている。東京書籍の小学校4年算数。算数や数学の一部の教科書には、電卓の使い方に加え、小さな電卓マークが付いた問題が載っている。マークは「電卓を使って解いてもいい」ことを示す。

 小学5年の百分率「3600円のゲームを25%引きのねだんで買いました。代金はいくら」という問題のように、小数点以下1位より小さな値を用いる場合に電卓マークがつく。中学では反比例のグラフ作りや、平方根(ルート)の問題に、マークがついている。

 中学の教科書には、電卓の便利な機能を載せるものもある。例えば、「4×=」と押すだけで4の2乗(4×4=)の16になり、「×(かける)」などを2回押せば、メモリー機能を活用することができる。

 電卓が積極的に活用されたのは92年の教科書から。それ以前の学習指導要領では、「用いても差し支えない」という扱いだった。変化の背景には計算の負担を減らし、数学的に考える時間を増やす狙いがあった。

 同社によると、当初は「計算力が落ちる」といった抵抗感が教師らに強かったが、徐々に薄らいでいるという。小笠原敏成・小学算数編集長は「電卓を使う機会は増えるでしょう。それに伴って数学は社会で働く時に役に立つ科目だと考える生徒も増えると思います」と語る。

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