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教科SHOW

中学校の美術 アニメは必須単元になった

2007年08月16日

 教科書にアニメーションが載っていたら子どもは喜ぶはずだ。そんな考えから、日本文教出版は1990年、「アニメ」を中学1年の美術に採り入れた。「人は絵を動かしたいと願い、さまざまな表現を試みてきた」と、紙をパラパラとめくって絵を動かす「パラパラ漫画」などを紹介する。

 コンピューターの普及に伴い97年には、CGやビデオを使って同年代の生徒が作った作品も例示するようになった。

 98年の学習指導要領では、漫画やイラストを「ビデオやコンピューターなどの映像メディア」で表現することが盛り込まれ、アニメは中学美術の必須単元となった。

 アニメーションは、ラテン語で魂をあらわす「アニマ」が語源。動かない絵に命を吹き込んで動かすことを意味するようになった。

 これまでの同社の教科書には、スタジオジブリの「風の谷のナウシカ」や手塚治虫の「火の鳥」のほか、仏の国際フェスティバルでグランプリを受けた「頭山」の山村浩二監督の作品などが掲載されている。

 動く絵で時間の感覚が養われ、音楽もつけるので「発想や表現の広がりを楽しめる」といった教師の声が届くという。

 同社の清家彦弥太・編集部長は「新しい世界を切り開いた作品や、友だちのアニメに触発されながら、子どもたちは感性を豊かに磨いて」と話す。

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