現在位置:asahi.com>教育>小中学校>教科SHOW> 記事 中学校の国語 教科を超える日比野ワールド2008年04月03日 「このページをめくった、その日から君は毎朝、」「家から学校に来る途中(とちゅう)、このページのことを必ず思い出します。」 アーティストの日比野克彦さんが、国語と美術の教科の境を取り払おうとした作品「絨毯(じゅうたん)の上のカブトムシ」の一つだ。文字は本来持つ意味に加え、並び方によっても何かを表現できる。国語の教科書は、読み書き能力をつけることが中心。だが、「文字による表現の幅を広げたい」と考えた編集担当者が、日比野さんに協力を依頼した。 大きな文字で「あさってのきもち」と描かれているページもある。言葉は同じでも、受け取る生徒一人ひとりにとって「すべて異なる意味を掲載している」ことになるのを狙った。この教科書には、そんなユニークな10作品が載る。 「数式や、理科で習う自然現象など、美は美術以外のあらゆる教科にもある。言葉が視覚イメージとつながるように考えた」と日比野さん。 言葉に対し、これまでと異なったイメージを持つと「水の流れができるように、イメージの道筋ができる」。その道筋は、社会で活動するときにきっと役立つという。だから、日比野さんのページは、友だちとがやがやしながら、教科書をくるくる回して見て欲しいのだそうだ。(おわり) 教科SHOW バックナンバー
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