現在位置:asahi.com>教育>小中学校>ネッティリポート(エヌ・ティ・エス提供)> 記事 目標を見つけ、高みに向かう(横浜中学校)2007年07月17日 ●目標を見つけ、努力する男子の成長の姿こそ宝物
京浜急行「能見台駅」から徒歩3分。横浜高校といえば、野球を筆頭にスポーツの強豪校として全国的に有名な存在です。 その横浜が、中高一貫の進学校として横浜中学校を再開したのは1985(昭和60)年。23年目を迎え、横浜・湘南エリアには数少ない男子の進学校として、数々の新しい工夫を凝らした中高一貫教育を展開しています。 創立者である故・黒土四郎が、創立当初から生徒を前に暗唱し、叱咤激励した詩(後藤静香「第一歩」)の中に「どこまで行く積もりか?どこまで登る積もりか? 目標がその日その日を支配する」という一節があります。「どこまで行く積りか?」−これこそが横浜中高の一人ひとりにとっての「目標」であり、同校が大切にする「信頼を受くる人」とは、それをめざして真っ直ぐに努力しながら成長する男子の姿そのものなのです。 ●中高一貫生の大学合格実績は、2007年春に大きく躍進 こうして、当初から横浜中高「一貫コース」の教育では、学力形成、人格形成、進路指導のバランスが大切にされてきました。 早くから導入された習熟度別授業をはじめ、個別指導や選抜クラスの設置、目的別クラス編成は、何より学力面での「実力をみがく」ため。その成果は、とくにカリキュラム改訂や少人数クラス編成とともに、選抜クラスを設置した最初の学年である、今春2007年の一貫コース生の「現役大学合格率81%」という実績にも現れています。 また、カナダ(中3)やニュージーランド(高2)での語学研修・ホームステイ、ニュージーランド短期留学(高2)は、いずれも希望者対象ですが、「国際感覚をみがく」プログラムとして、年々希望者が増える傾向にあるといいます。 このほかサマーキャンプ、文化芸術教室、そして校外学習(inツインリンクもてぎ)などは、「感性をみがく」機会として、また剣道の授業や寒稽古、クラブ活動やさまざまな行事は「心をみがく」機会として大切にされています。 こうして年間を通して、思春期の男子が日々「仲間と一緒になって」前向きに努力し、一歩ずつ成長していくための工夫や体験の機会が、6年間を通して随所に組まれていることが横浜中高「一貫コース」の特色でしょう。そしてそれは、常に生徒と近い距離から個々の成長を後押しする教員の熱意に支えられています。 ●横浜中高の「文の精鋭」が、21世紀の世界に羽ばたく その横浜中高「一貫コース」が目標としてきた「文の精鋭」とは、もともと横浜高校で全国トップレベルの活躍をしてきたスポーツ系部活動の「武の精鋭」とのコントラストで掲げられたもの。一貫コースは高校入学者とは別カリキュラムを維持しつつも、部活動など日常生活では高校入学者とも融合する形をとっています。 男子がスケール大きく成長するためには、身近な友人、先輩・後輩をはじめ、多くの人々と出会うことも大切。その意味では、横浜中高の「文の精鋭」が、横浜高校の「武の精鋭」と互いを尊重しつつも刺激し合い、切磋琢磨する雰囲気を持つことは、同校が進学校として一段と活気やパワーを増すきっかけになるはずです。 日本の野球界で際立った活躍をし、世界に羽ばたいた松坂大輔選手も、横浜で自分をみがいた先輩の一人です。「目標は世界!」。今度は同校「一貫コース」で世界に目を向けて努力し、やがてさまざまな舞台で国際的な活躍をする卒業生の姿が見られることでしょう。そうした21世紀を担う「人間的に魅力ある男子」を育てる横浜中高の教育に大きな期待をしたいと思います。 (ネッティランド かわら版7月号掲載 エヌ・ティ・エス提供) この記事の関連情報ネッティリポート バックナンバー |
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