現在位置:asahi.com>教育>小中学校>ネッティリポート(エヌ・ティ・エス提供)> 記事 行事と、作文教育・読書教育を有機的に結合(昭和学院秀英中学校)2007年07月17日 ●班別研修で古都の歴史を見学 中2の2学期から事前学習開始
ここ数年、中学入試の実質倍率がぐんぐん伸びている昭和学院秀英。同校では、学校行事を生徒の総合的な成長の機会として活用しています。今回は、スポーツ大会と修学旅行、2つの行事にスポットを当て、学校行事に対する姿勢を見てみましょう。 同校では、毎年5月下旬、中学3年生と高校2年生の修学旅行が行われます。また、直前の大型連休明けにはスポーツ大会が開催されます。 中3の修学旅行は2泊3日の奈良・京都。どちらの古都でも班別研修を行い、寺社仏閣などを訪ねます。中2の2学期から社会科の授業や放課後を利用して事前学習を実施。事後には国語の時間に思い出を俳句・短歌にまとめたり、グループごとに壁新聞を作って掲示したりします。 最終日には、早朝から京都の街を散策するというオプションも。教頭先生と学年の先生が引率し、勤皇の志士や新撰組が活躍した地を見て、湯葉を味わうというコースは希望者のみの参加でしたが、歴史に興味のある生徒20名ほどが集まったとか。 ●高2生の修学旅行は平和をテーマに 被爆体験談や原爆資料館も 高2の修学旅行は3泊4日の九州北部。歴史・自然を学ぶとともに、平和教育として、被爆者の体験を聞く会と、長崎原爆資料館見学を実施します。中学同様、高1の2学期から事前学習を行います。まず、身近にいる人から戦争の話を聞いてリポートを作成。その後、『黒い雨』(井伏鱒二)や『空き缶』(林京子)の作品を通して戦争や原爆について時間をかけて調べました。その基礎があって見聞きする体験談や展示品からは大きな衝撃を受けるようです。 事後には、期末考査で「自分にとっての戦争」をテーマにした作文テストを実施。修学旅行先での体験や、前後の学習で考えたことを800字にまとめます。 以上、同校の修学旅行は事前事後の学習と旅行を有機的に結びつけているところがポイント。調べ学習に際しては図書館司書の先生も関連図書を集めてコーナー作りをする等、積極的な協力を惜しみません。 また、学年、クラス、クラスを超えた班というさまざまな単位で行動するのは、できるだけ多くの仲間と触れ合えるようにとの配慮から。同校では、秀英中出身者と高校からの入学者を完全に分けたクラス編成を行っているため、修学旅行時の交流は貴重な機会となっています。 ●どの行事も良い結果があり、振り返ることが将来につながる スポーツ大会は中学では学年内での学級対抗のリーグ戦を行います。種目は中1が男女ともポートボールとドッヂボール、中2・中3は男子がサッカーとバスケット、女子がバスケットとドッヂボールです。高校は学年の枠を取り払った学級対抗のトーナメント制。男子がバレー、バスケット、サッカー、女子がバレー、バスケット、ドッヂボールです。 体力を養うとともに横の結束や縦の人間関係を育てるという意図があります。 同校では、「学校行事は進学実績に直結するものではありませんが、学校生活を豊かにするもの。多彩な経験を通して、生徒一人ひとりが大きく成長するはず。与えられるものを覚えるだけでなく、見聞きして自分自身の考えを持ち、それをまとめ、書いてみる。そうすることで自分がどう受け止めたのか、将来にどう結びついていくかを自覚できるのではないか」としています。 同校が力を入れている読書教育、作文教育は、いろいろな行事と影響し合い、融合して、生徒を全体的なバランスのとれた人間として成長させるのに役立っているのではないでしょうか。 ◇ ◇ ◇ ■学校説明会(要予約、(1)は受験生対象、(2)〜(4)は受験生・保護者対象) (1) 7月29日(日) 10:00〜、13:00〜 (2) 9月15日(土) 10:00〜 (3)10月27日(土) 10:00〜 (4)11月10日(土) 13:00〜 ■公開行事 体育祭 9月23日(日)9:00〜 雄飛祭(文化祭) 10月 7日(日)9:00〜 (ネッティランド かわら版7月号掲載 エヌ・ティ・エス提供) この記事の関連情報ネッティリポート バックナンバー |
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