現在位置:asahi.com>教育>小中学校>ネッティリポート(エヌ・ティ・エス提供)> 記事 学園の革命 青山学院大学との連携教育がスタート(横須賀学院中学・高等学校)2007年09月25日 青山学院大学との連携教育がスタート!
変わらぬ確かな教育理念を掲げつつ、時代をリードする新たな学びを導入し、常に進化・発展していく私学の教育。 それは、21世紀を担う子どもたちの夢と、大きな可能性を育てるものです。今回は、2007年から青山学院大学との連携教育を開始し、さらに飛躍を図る横須賀学院中学校のリポートです。 今春からスタートした、青山学院大学との連携授業 JR横浜線「淵野辺駅」から徒歩約10分の校地に、まだ新しい校舎群を整える青山学院大学相模原キャンパス。ここで6月20日に、今年から始められた青山学院大学と横須賀学院中学校の第1回の連携教育「青学デイ」が実現しました。 横須賀学院の生徒は、朝7時50分に学校に集合してバスに乗り込み、3学年で青山学院大学相模原キャンパスに向います。およそ1時間半でバスは大学に到着。10時からは朝の礼拝が行われます。 礼拝が終わると、早速それぞれのプログラムの実施教室に向かいます。 中1の「マーケティングって何だろう?」の学習は、国際マネジメント研究科の懸田豊教授による授業です。中学生にとっても身近な、マクドナルドとモスバーガーという二つのハンバガー・チェーンを例にあげ、それぞれの特色や販売手法を考えていきます。 中2の理科体験授業は、GEMSの「ウーブレック」。理科実験室に移った生徒たちは、機械創造工学科の林光一教授と、ファシリテータの先生のアドバイスのもとで初めての体験授業に挑みます。 中3は社会体験学習で、この青山学院大では「裁判の手続き法」について、前副学長の西澤教授の授業で学びます。この日、青山学院大にやってきたのは中3の半分の生徒。残りの半分はこの日、実際に裁判所見学に臨んでいます。 こうして10時から14時30分まで、昼食をはさんで各プログラムに臨みます。中1、中3は授業と交互に、構内見学と大学案内を体験する形です。 青山学院の将来構想のもとで、系譜に連なる横須賀学院と連携 この日は初めての大学での体験授業ということもあり、今後の課題は多く発見されました。しかし、生徒が持ち帰ったものは決して少なくはなく、今後の発展が楽しみな機会となりました。 青山学院大学では、近隣エリアの県立相模原高等学校との連携教育が数年前から進められてきました。青山学院大学に意欲ある生徒を迎え入れるために、こうした高大連携に力を入れはじめているのが現状です。 そうした動きのもとで、もともと青山学院大学の分校と第二高等部の系譜に連なる横須賀学院中高をパートナーに加えて、同校と青山学院大学との関係を深めていくという方向性が、この連携教育が実現した背景にあります。 2002年に元青山学院学長の國岡昭夫氏が横須賀学院理事長に就任したことをきっかけに、2006年から青山学院大学との連携が計画されてきました。そうした改革のもとで、新たな教育内容として創設されたのが「プロジェクトの時間」です。6年一貫教育の前期に、勉強を「楽しい、面白い、役に立つ」と生徒自身が感じられることに主眼が置かれ、教科学習への興味を高めるための学習が行われます。「発表や体験学習など、講義形式以外の授業形態」、「楽しく学習することに配慮を払う」、「社会とつながりのある、意味のある、役に立つことを学ぶ」というのが、この「プロジェクトの時間」の定義(抜粋)です。 この「プロジェクトの時間」の一環として、青山学院大学との連携で実施されたのが、今回の「青学デイ」です。 この「青学デイ」で大学との連携授業を体験した生徒に後日聞いたアンケートによると、さすがに感性豊かな年代だけに、「身近な話題での講義はとても興味深く、すごく新鮮だった」(中1)、「大学って面白そうだし楽しそう。早く自分も行きたいなと思いました」(中2)など、とても良い反応が目立ちました。とくに青山学院相模原キャンパスを構内見学した印象も含めて、「とにかく広くて環境がいい」、「すごくきれいで外国に行ったみたいだった」、「大学がこんなに大きいとは思わなかった」、「広くて、自分の理想通りでびっくりした。学問などが充実していて良かった」など、実際に見る大学の様子や恵まれたキャンパス環境への憧れなど、その後のモチベーションアップにつながるような感想がたくさんありました。なかには、ずばり「将来は青山学院大に進学したくなった」という回答もあったといいます。 この数年で目立って伸びてきている同校の大学合格実績を見ると、今春も国公立大学が前年の2.6倍の合格者数(7名→18名)に伸びているのをはじめ、早・慶・上智大、東京理科大、MARCH5大学など難関私立大への合格者(57名→100名)が確実に増えていますが、なかでも青山学院大への合格者数は前年の1.7倍(11名→19名)に増えています。今後は、こうした青学大との連携が深まるに連れ、さらに進学希望者が増えて合格者も増加するはずです。もともと青山学院の分校、第二高等部として誕生した同校の系譜をたどれば、それは自然なことといえるでしょう。 大学側にも、こうした連携教育によって「優秀な生徒に(大学での)上質の授業を経験してほしい」、「学問の喜びに触れて入学してきてほしい」という願いがあります。これが横須賀学院の生徒のニーズとマッチするならば、双方にとってのメリットは少なくありません。 こうした改革とともに、日常の学習指導の充実、教育環境の整備などを矢継ぎ早に進めつつある横須賀学院。キリスト教主義という普遍の教育理念はそのままに、いっそうの進化を期して歩みを進める同校の教育内容と将来の成果に、ぜひ注目してほしいと思います。 (ネッティランド かわら版9月号掲載 エヌ・ティ・エス提供) この記事の関連情報ネッティリポート バックナンバー |
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