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ネッティリポート(エヌ・ティ・エス提供)

小野学園の制服へのこだわりと想い。(小野学園女子中学・高等学校)

2007年10月22日

 2008年春、小野学園女子中学・高等学校の制服が新しくなります。「どっちもできる女性」というコンセプトを掲げ、「将来、社会で活躍する」あるいは「家庭において家族と子供を中心に生きてゆく」あるいは「それら二つを両立していくことができる」生徒を育てるために、さまざまな改革を行っている小野学園。その改革の一つとして同校が取り組んだのが、新しい制服のデザインでした。デザイナーは米・カリフォルニア大学で女性学を専攻していた幾田桃子氏。従来の制服の型から飛び出した、今までにない独自性に富んだデザインは、同校の理念を反映するとともに、まさに、制服の歴史を変えたといえます。

写真

新しい制服

 清楚でシャープで知的。明るく、楽しくする制服

 制服を見て、まず目を引くのはその斬新なカラー。清楚で知的な「ピーチベージュ」のジャケットは、日本人の肌の色に合わせて作られました。丈は従来の制服に比べて短く、体の線を美しく保つためにラインがつけられ、シャープな仕上がりになっています。そして、金色のボタンが、女性的でモダンな印象を与えます。また、短めのスカートには、多色のチェックが織り込まれており、繊細なたたずまいがあります。大きく施されたプリーツは、動きやすいだけではなく、すっきりした印象を与えます。

 また、注目したいのは、こだわりの詰まったディティールです。たとえば、ジャケットのアームホール。やや内側につけられているため、いかり肩にならないだけではなく、机に向かって勉強する際につっぱらず、体に負担がかかりません。また、夏用のシャツは冬用に比べて、襟の先端部分に丸みがつけられ、柔らかい印象になっており、袖の部分は若干しぼられ、腕が美しく見えるように工夫が施されています。

 格好いいだけではない、「らしさ」のある制服

 制服を作るにあたって、学校とデザイナーが最も重視した作業。それは、学校の歴史とビジョンの共有でした。なぜなら、制服はただ格好がよければいいのではなく、そこには小野学園の姿が映し出されていなければならないと考えたからです。シンプル・ベーシックかつおしゃれ、知的かつ明朗活発な小野学園らしい制服は、生徒たちが将来「どっちもできる女性」、つまり「自立した女性」になるために、学校のコンセプトを体現した制服そのものと言えます。

 小野学園と幾田氏のコラボレーションによって創りだされたこの新しい制服は、着る生徒自身に、さらに明るく、楽しく学校生活を過ごすための力を与えるとともに、周りの生徒たちや学校、さらには、社会全体を元気にする力も持っているのです。

(ネッティランド かわら版10月号掲載 エヌ・ティ・エス提供)

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