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ネッティリポート(エヌ・ティ・エス提供)

「響きあう」文華の祭典(文華女子中学校)

2007年12月03日

 9月23〜24日に行われた文華女子中学校の学園祭はその名もズバリ「文華祭」。テーマは「響きあう」です。茶道部で培った集中力と美しい身のこなしで登場したのは生徒会会長荻野谷さん。次のような挨拶で文華祭の幕が開きました。

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生徒作品:浴衣

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「この文華祭を通じて生徒一人ひとりが協力し、一つのものを作り上げることができました。当日までの準備などで、クラスでもめごとがあったり、壁にぶつかることもあったと思います。しかし、そのようなことがあったからこそ、普段話さなかった友との交流が深まり、クラス全体が団結できたのではないでしょうか。そして、この経験が、今後の大きな心の糧となり、私たちを成長させてくれるような文華祭になればと思っています。」

 ◆文華女子のクッキング部は体育会系?!

 文華女子のクッキング部のコンセプトは「保存料や添加物を加えない、安心で美味しいものを作ること」。お味噌やカルピスなども一から作り、販売しています。そこで、クッキング部の生徒に様子を聞くと、ちょっと意外な答えが返ってきました。

「お味噌づくりは、何も知らなかったので、大変。とにかく手で混ぜるので筋肉痛になりました」。

「何から何まで厳しいです。調理台からシンクの中まで掃除して、水気を全部ふき取ります。ゴマが一粒落ちていても注意されます」。

 指導にあたる巻之内先生は「自分たちが使ったものを元にあった場所に戻すこと。清潔に管理すること。それが片付けるということです。」と語ります。少し厳しいようにも感じますが、整理整頓とは、毎日の生活の中で自己管理をすることから始まるのです。

 「料理をつくるのは、心のゆとりにもつながります。一生懸命作ったものを家に持ちかえり、家族に食べてほしいという気持ちは心に余裕がなければ生まれません。クッキング部の生徒の顔つきは、皆穏やかですよ。」と語る巻之内先生。姿勢は厳しくても、生徒を見つめる視線はとても穏やかで温かです。

 ◆花嫁姿の生徒をエスコート気分は「花嫁の父」?

中学一年生は木工。中学二年生は栽培と調理。中学三年生は衣服制作を行う中学の技術家庭ですが、どれも実に本格的。

 中学二年生はピーマンやトマト、きゅうりといった野菜を敷地内にある畑でつくり、それを様々なメニューで調理します。さらにちょっと変わっているのがテーブルタップ。どこの家庭にもあるものですが、電気の流れる仕組みや配線を考えながら制作します。女子校ではちょっと珍しいエンジニア的思考が求められます。

 高校ではそのまま販売できそうなほど、美しい浴衣を制作します。卒業制作としては、なんとウエディングドレスを作ります。

文華祭の初日、講堂でこのウェディングドレスのファッションショーが行われます。エスコートするのは礼服を着た千田校長先生。気持ちはさながら、花嫁の父でしょうか。

 この催しを楽しみにしている保護者の方々も少なくありません。晴れ姿を見て、思わず涙ぐんでしまう方もいたのではないでしょうか。

 ◆文華ファミリーが待っているからいつでも帰っておいで

 「梅田ファミリー」と書かれたおそろいのTシャツを着て、元気のいい声をあげているのは、梅田先生率いるハンドボール部の生徒。

 梅田先生と一緒に校舎を歩いていると、何人もの卒業生に声をかけられます。なかには、お子さん連れの卒業生も。「先生、うちの子を文華に入れたいのですが」という相談なども持ちかけられます。

 6年間を過ごした生徒がいつでも気軽に帰ってこられる場所でありつづけること。それが文華女子の考える中高一貫教育の一つの使命なのかもしれません。

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