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IBプログラムの導入で、新たな国際教育へ(広尾学園中学校)

2008年2月18日

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 ◆広尾学園の国際教育

 学習司令センターの始動や新コースの設置、共学化に校名変更と、目を見張る勢いで改革を進める広尾学園。各方面から注目を集める学園では、国際教育にも大きな力を注いでいます。

 広尾学園ではこれまでも、海外帰国子女の受け入れを積極的に行っていました。充実した国際教育のノウハウは、広尾学園がその伝統の中で培ってきた大きな財産です。それは06年、文部科学省から「スーパー・イングリッシュ・ランゲージ・ハイスクール(SELHi)」の指定を受けるという形でも認められています。しかし広尾学園では、更なる次元への挑戦を続けています。

 ◆「インターナショナルコース」の新設

 もともと広尾学園の周辺は、各国の大使館が立ち並び様々な国籍の人々が行き交う、国際色豊かな場所でした。そういった土地柄を存分に生かして国際教育を展開してきた広尾学園ですが、この春、満を持して「インターナショナルコース」を開設。英語を第一言語とした生徒を対象に、全ての授業を英語で行うハイレベルな国際教育を実施していきます。また、インターナショナルコースでは国際化する教育のニーズにより的確に応えていくため、「国際バカロレア」に基づいた教育プログラムを導入しています。

 ◆国際バカロレアとは?

 国際バカロレア(IB)とは、ヨーロッパで生まれた国際的な教育プログラムです。スイスのジュネーブに本部を持つ「国際バカロレア機構(IBO)」がその運営にあたり、現在では世界125ヵ国、2000校を超える認定校があります。

 IBプログラムはプライマリー・イヤーズ・プログラム(PYP)、ミドル・イヤーズ・プログラム(MYP)、ディプロマ・プログラム(DP)の3段階に分かれています。広尾学園はこのうち、MYPとDPの認定候補校となっています。海外の多くの大学がこのDPの修了を入学資格として認めています。

 DPを学ぶ方法は2通りあります。ひとつは受けたい科目だけを選択して履修するものですが、これは大学入学資格には結びつきません。もうひとつはフル・ディプロマと呼ばれるもので、全ての分野を履修するものです。フル・ディプロマの修了試験で一定以上の成績を収めることができれば、世界中のほとんどの大学で入学資格を得ることができます。

 ◆学園の思いとIBの目標

 フル・ディプロマの履修課程では、物事を様々な角度から捉える分析力や思考力、また今日のグローバル社会では不可欠な異文化への理解能力などを養います。そしてその先に目指すのは、英知や品性、他者への思いやりを備え、生涯学び続ける人間を育てること。これはまさに、広尾学園が目指す教育と同じです。

 広尾学園の理念は「自律と共生」です。そこに込められているのは、自らの意志で問題を解決できる力を備え、仲間への思いやりを持って共に生きていけるようになって欲しいという思いです。ただやみくもに国際教育に傾いてしまうのではなく、教育の根底にある思いがプログラムの目標と一致していることが、広尾学園の大きな強みといえるでしょう。共学の最高峰へ向けて、世界レベルでの躍進を始めた広尾学園。改革はまだまだ続いていきます。そんな学園がどのような進化を遂げていくのか、これからも目が離せません。

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