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生徒、保護者、学園の三位一体で取り組む、自主性の確立(聖ヨゼフ学園中学校)

2008年5月26日

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 カトリック校としての特色を活かした自主性を育む教育を軸に、より中身を重視した学習体制の確立を目指す聖ヨゼフ学園中学・高等学校。 中学・高校を通じて行われる、学園独自の「人」と「学力」を育てる取り組みについて、同校の成瀬智教頭先生にお話をうかがいました。

 ◆小規模であることを最大限に活かす「生徒全員の顔が見える」運営

 同校の運営を端的に表しているのは、「生徒全員の顔が見える」学校運営ということに尽きると感じます。成瀬先生は詳しく話されます。

 「一人ひとりの生徒に十分に気配りができる、面倒見のよさが当校の特徴の一つです。ただ、面倒見といっても、1から10まで面倒を見るということではなく、そこには生徒の自主性を尊重しながら成長をはかっていく視点が欠かせません」

 そう先生が話されるように、あくまでも面倒見の良さとは生徒との関わり合いの密度によるもので、生徒本人にもそのことを自覚させ、自主性を持つ重要性を求めています。

 「全校生徒数が少ない私達のような学校では、生徒はすべての行事に参加し、自分の役割を果たさなくてはなりません。例えば体育祭です。全員で運営し、学年での仮装、二種目以上の参加が必須となっています。また係りも全員に割り当てられ、個人としての役割を担います。個々の活躍や、それによって生徒が得る達成感などは『全員の顔が見える』運営ということと密接な関わりを持っているわけです」

 ◆生徒・保護者・学校三位一体による「共に学ぶ姿勢」

 よりよく生徒に接し、自主性を育む同校の教育体制には、保護者の存在も欠かせないようです。

 「現代は保護者の方も子育てや教育について不安の多い時代です。保護者講座や茶話会を通じて、子供とのコミュニケーションスキルの向上について考える機会を学校では多く設けています」

 また同校ではカトリック講座を通じ、「教育とは」「親とは」という問題にも正面から取り組んでいます。そこに学校で教師が体験した事例を重ねて、よりお互いが安心感をもって生徒の成長に関わり合うことができるように工夫されています。こうして生徒・保護者・学校が三位一体となり、生徒の自主性を尊重した教育を実践しています。このような三位一体でのカウンセリングの充実は、生徒同士のコミュニケーション能力の向上にも影響し、高い成果を上げているそうです。

 ◆中学と高校の果たす役割と学力向上への取り組み 

 同校において、中学は基礎基本を確実に学ぶ場と位置づけられています。「ただ知識の詰め込みに偏った教育を行うのではなく、他人への奉仕を学ぶために、相手との理解力を上げることにも時間をかけます。ここにも先ほどのコミュニケーションスキルが活用されますが、これらを学びとることは学力の向上とも深く関わりを持ちます」と成瀬先生が語るとおり、中学では基礎基本を確実に学びながら、勉強の意義について深く理解することに重点が置かれています。その後高校進学した生徒達は、個性を伸ばすことを重視したステージへとステップアップします。「自分のなりたいものを目指すために、持っている個性や力を二倍、三倍へと成長させる場が高校です」

 そのためのサポートも充実しており、同校では専任の教師や経験の豊富な教員を増やした体制で、生徒達の将来の希望に応えています。

 「当校では進路指導においても生徒一人ひとりに対応した細やかな体制を取っています。それは、合格発表前日まで、担任・各教科担当・進路の先生からアドバイスを受けている生徒の姿がみられるほどです。理系進学や推薦入試においても、その対応は変わらずに充実したものになっています」と成瀬先生が話されるように、聖ヨゼフ学園では一貫した人を育てる指導が実を結び、学習面でも大きな成果を残しているようです。

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