左:理科担当の佐藤先生、右:社会科担当の高瀬先生

2008年4月、テレビ東京「みのもんたの仰天!ニッポンの教科書」で実践学園が紹介されました。同学園が2007年4月に中学・高校の全教室40クラスと一部の特別教室に導入したIWB(インタラクティブ・ホワイトボード)を使っての授業風景が話題となっているのです。 IWBとはパソコン画面をホワイトボードに投影し、そのボード上を付属のペン等でタッチすることで画面操作が行える装置です。電子黒板などと呼ばれることもあります。
導入のいきさつについて、教頭の澤谷英一先生は、「校長の強い思いがきっかけ。近代国家となって以来、100〜150年続いた日本の授業形態を変えて先進的かつ効果的な授業を提供したいという思いがひとつ、そして、十分な準備と多面的な教材・資料・情報の提供で中身を濃くし、実質授業時間数を増やしたいという思い。それがカタチになったものなのです」と教えてくださいました。 情報を集めると、イギリスがIWBを活用した教育の先進国であることがわかり、早速、教頭の鵜飼公則先生他数名が渡英。小・中・高6校の授業を視察し、その効果を確信して導入に至ったとのことです。
◆板書省き授業の効率がアップ、生徒の50分間の集中力が向上
今回、中学2年生の理科と中学3年生の社会の授業を拝見しました。その仕組みは教卓の引出しの中に置かれたノートパソコンと天井のプロジェクタ、それにIWBがUSBでそれぞれつながっています。教員は専用ペン(アクティブペン)を持ち、ボードをクリックすることで画像を動かしたり、次のシートを映し出したりします。一部の文字を隠しておき、生徒にしばらく考えさせてから正解の文字を出すなど、楽しくテンポよく授業が進んでいきます。また、動画や音も出せるので、教員一人ひとりのスタイルが活かせる授業が展開できます。
骨と筋肉の授業をしていた理科担当の佐藤理恵子先生は、「動画が出せるのでたいへん便利。骨と筋肉がつながっている様子の理解もスムーズです」とおっしゃいます。動画の素材は独立行政法人科学技術振興機構のホームページ内にある「理科ねっとわーく」のものを中心に利用しています。また、憲法の授業をしていた社会科担当の高瀬俊也先生は、「自分なりのこだわりがあるので、パワーポイントでの教材作りについ没頭してしまいます。投影した画像に重ねて専用ペンで文字や絵を書くと、重ねた状態で保存できる機能が便利。次回の授業がスムーズに始められます」と教えてくださいました。
IWBの導入効果は、第一に授業の効率が向上したこと。板書が前もって準備できる分、掘り下げた説明をする時間が生まれた他、生徒の様子を見る余裕も大幅に増えたとのことです。視覚からの刺激で生徒側の集中力もより高まったとのことです。
また、英会話の授業では発音の様子を収録したDVDをIWBの大きな画面に投影。わかりやすくなったことで、英検合格者数にもよい影響が出始めているそうです。
◆双方向性をより鮮明にする電子ペン利用の授業も試行開始
今後の目標はソフト作成の効率化と、インタラクティブ性の向上。鵜飼教頭によると、「生徒が専用用紙に専用ペンで答えを書き、先生がパソコンで把握するシステムを本年6月から試験導入します」とのことです。
■中学入試説明会日程(小学生・保護者対象)
第1回 10月25日(土) 14:00〜 校内自由見学
第2回 11月 8日(土) 14:00〜 体験学習
第3回 11月24日(月) 14:00〜 体験学習
第4回 12月 6日(土) 14:00〜 体験学習
第5回 12月23日(火) 14:00〜 入試問題説明会
第6回 1月15日(木) 10:00〜 授業参観
※予約不要
※お車での来校はご遠慮ください。