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琵琶湖に浮かぶ小学校、転校生は船通学

2008年4月8日

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写真市街地から船で通う転校生が入り、まもなく新学期が始まる近江八幡市立沖島小学校

 琵琶湖・沖島の滋賀県近江八幡市立沖島小学校に新学期から、開校以来初めて、6年生1人が同市内から転校し、船で通学を始める。同市教委が、児童数が激減した同小に、新年度から通学区域を緩和して転校を認めることにした。船通学の転入生により、8日に始業する同小は、久しぶりに児童数が2ケタを回復した。

 沖島小の児童は、1960(昭和35)年の129人をピークに人口の減少とともに減り続け、07年度は8人。このため同市教委は、市内全域から同小への入学・転校を新年度から認めることを決めた。事前調査では、約20人が通学を希望していたが、最終的には市中心部の市立八幡小学校(児童数約860人)に通っていた本影紀香さん(11)=同市中村町=が転校を決断した。

 紀香さんは緑の少年団に所属し、3、4年の時に沖島へ渡った。4年の校外活動でも島の生活を体験し、「あいさつすると返してくれる優しい人たちが多かった」と話す。沖島小に通学が可能と知って通いたい気持ちが強くなった。自宅から長命寺港までの5キロ余りは両親が車で送迎。沖島までは中学、高校生が利用するスクールボートに乗って片道15分と、通学時間は大幅に増える。それでも紀香さんは、「友達がこれまで以上に増える。これまで経験したことのない体験をしてみたい」と新しい学校生活に期待いっぱいだ。

 紀香さんが加わり、沖島小の児童数は計10人と、99年度以来の2ケタになった。児童が市街地から船で通学するのは、1893(明治26)年に沖島尋常小学校として開校以来、初めてという。大原正博校長は「一人でも児童が増えてうれしい。みんなと仲良く、そして、たくましく育ってもらいたい」と喜んでいる。(中村憲一)

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