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中学不登校、最高2.86% いじめ、無理に出席せず?

2007年08月09日

 1年間で学校を30日以上欠席した「不登校」の小中学生が06年度には5年ぶりに増えたことが9日、文部科学省の発表した学校基本調査(速報)でわかった。特に中学生は全生徒の2.86%と過去最高。いじめが昨秋から再び社会問題化し、「無理に登校する必要はない」という風潮になったことの影響ではと同省はみている。

グラフ不登校の児童・生徒の割合の推移

 調査対象は国公私立の小中学生1078万8944人。このうち、「病気などの理由がなく、学校嫌いで年間30日以上欠席した」のは、小学生2万3824人(0.33%)、中学生が10万2940人だった。

 文科省児童生徒課は各地の教育委員会の報告から、「『いじめられるくらいなら、学校に行かなくていいよ』と考える保護者や専門家が増えた影響で、不登校が再び増えたのではないか」と分析している。

 今回の調査では、不登校のきっかけとなる原因について、「いじめ」の有無を初めて聞いた。具体的理由で多かったのは、「いじめを除く友人関係」15.6%、「親子関係」9.3%、「学業の不振」7.9%で、いじめも3.2%だった。

 このほか、今回の調査では、大学・短大の志願者と入学者の数が同じになる「大学全入時代」に突入するとの予想もあった。だが、景気回復の影響もあり大学・短大への進学率は5年連続で上昇し、過去最高の53.7%を記録。志願者は77万2000人となり、入学した69万8000人を上回ったため、全入状態は07年度以降に持ち越された。

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