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夜の公立中で塾が受験講座 東京・杉並、年明けから

2007年12月09日

 夜の学校の教室で、大手進学塾の指導が受けられます――。東京の杉並区立和田中学校で来年1月から1年間、2年生の希望者を対象に「夜スペ」と題した試みが始まることになり、その説明会が8日開かれた。月謝を通常の半額程度に抑えて家庭の負担を減らしつつ、塾が持つノウハウで、志望校への進学後にも生きる学力を伸ばすのが狙いだ。

 主催するのは、保護者や元PTA、教員志望の学生らが参加する「地域本部」。土曜日の補習や図書室の運営などを担って和田中をボランティアで支えてきた。

 カリキュラムと教材作りには、リクルート出身の民間人校長として知られる藤原和博校長ら和田中の先生が参加。読解力や知識の応用力も伸ばす授業を目指す。ただし、学校の補習はしない。

 「夜スペ」を担当するのは、SAPIXの中学部。テストに合格しなければ入塾できないことで知られる大手進学塾だ。平日週3日、午後7時から、45分の授業が数学2コマ、国語1コマある。土曜朝の3コマの英語と組み合わせた3教科コースもある。面談で進学相談にも乗る。

 月謝は2教科が1万8000円、3教科だと2万4000円。正規の授業料の半額程度になる。

 8日の説明会で藤原校長は「学校の授業についていけない生徒にはむしろ負担になる。無理に参加しないで」と注意を促した。16日には入室テストがある。

 夜の迎えや地域本部の当番など、保護者も手伝いを求められるという。

 SAPIX東京本部は、「採算を取ろうとは思っていない。学校との連携から新しい事業展開にもつながる」と期待する。

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