入学する公立小中学校を自由に選べる学校選択制の導入が広がっていない。市区教委を対象にした内閣府の昨年10〜11月の調査では、導入率は小学校14%、中学校17%で前年(06年)と変わらなかった。制度導入を「検討中」とした小中学校も、いずれも18%台から9%台に半減した。
さらに「導入も検討もしていない」のは小学校75%(前年66%)、中学校73%(同65%)と前回より増えた。「導入して悪かった点」は、中学校についての複数回答によると「通学距離が長くなり、登下校時の安全確保が難しくなった」が最多で44%。「学校と地域の連携が希薄になった」(28%)などが続いた。
全国の市区教委の81.4%にあたる655教委から回答を得た。学校選択制は、東京都品川区が00年度に導入したのを機に全国に広がった。