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半世紀で1700万点 ベルマーク運動、全国トップ走る郡山一中 福島

2009年3月26日

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 学校で使う教育機器や備品の購入に生かされる「ベルマーク運動」で、郡山第一中学校(郡山市菜根2丁目、953人)が集めたベルマークの累積点数が1700万点に達した。1976年以来、全国の小中学校のトップを走り続ける。生徒自らが主導する全校あげての取り組みと、地域の人たちの協力が「伝統」を支える。(日高敏景)

 同校の取り組みの特徴の一つは、生徒会のベルマーク専門委員会を中心にすべて生徒の手で進めている点だ。毎月末の4日間が収集日で、各クラスに3人いるベルマーク委員が生徒一人ひとりに封筒と集計表を配り、クラスごとに回収して点数を集計。さらに「ベルマーク室」に集め、種類ごとに仕分けする。毎年7月には全校生徒が参加して仕分けや集計をする日もある。

 地域のバックアップも見逃せない。卒業生やその保護者、地域の人たちからベルマークが郵送されるほか、近くのスーパーには店側の協力で収集箱を置かせてもらっている。学校の敷地隣の歩道付近にはベルマーク教育助成財団(東京)から贈られた「ベルマークポスト」もあり、散歩中に入れる人もいる。

 昨年10月から専門委員長で2年生の松本侑君は「みんなで集めたベルマークが形になり、学校生活に役立ってうれしい。集計作業は大変だけど、地域の人たちが協力してくれるのでやる気にもなるし『ちゃんとやらなければ』という責任感もあります」。

 同校はベルマーク運動が始まった翌年の61年から参加。76年に累積300万点を達成して小中学校で全国一、2002年には1600万点を突破した。これまでに購入した備品はグランドピアノやキーボード、テレビなどさまざまで、この冬は生徒の要望が多かった加湿器38台を買って各教室に設置した。担当の馬場康之教諭(36)は「おかげで、この冬はかぜやインフルエンザになる生徒が少なかったようです」と振り返った。

    ◇

〈ベルマーク運動〉「へき地などでも等しい義務教育を」との全国へき地教育研究連盟の要請を受け、朝日新聞社の創刊80周年記念事業として始まった。ベルマークは協賛会社の商品に付けられ、1点が1円に換算される。学校の備品購入に充てられるほか、購入代金の10%がへき地校や被災した学校、海外の教育支援などに生かされる。現在、幼稚園から大学まで全国の2万8500校が参加する。

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