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応用問題が苦手、変わらず 第3回全国学力調査結果

2009年8月27日

 文部科学省は27日、全国の小学6年生と中学3年生を対象に、今年4月に実施した3回目の全国学力調査の結果を発表した。基礎的な知識を問う問題は答えられるが応用問題には弱い、という傾向は今回もはっきり出ており、改めて課題が浮き彫りに。毎回注目を集める都道府県別の成績は、上位層、下位層とも大きな変化はなかった。

 全国学力調査では、国語と算数・数学について、知識を問うA問題と知識を活用する力をみるB問題がそれぞれ出題される。

 全体の正答率の平均は、A問題については中学の数学(63.4%)を除くといずれも70%台だった。ただし、B問題になると、中学国語(75.0%)以外はいずれも50%台にとどまる。応用力に力点を置いた授業は各地で進められているが、目に見える効果はまだ出ていないようだ。

 都道府県別の公立校の平均正答率をみると、各教科、小、中とも秋田、福井、富山などが上位に来ている。下位層では沖縄、北海道、高知などが目立った。小学校の下位で一部変動があるが、傾向は過去2回とおおむね変わらず、固定化している。

 調査では同時に生活習慣などについてもたずねており、いくつかの点で向上の兆しがみられた。文科省や教育委員会は「全体の生活習慣を整えるもとになる」などとして朝食をとることを奨励しているが、実際に毎日食べている子どもは小6で88.5%、中3で82.3%。前年に比べそれぞれ1ポイント強増えた。同じ質問調査は01年度にも実施しているが、それと比べると小中とも12ポイント前後の増。今回の学力調査でも成績との関係が確認され、毎日朝食をとる子は全くとらない子に比べて正答率が14.1〜19.8ポイント高かった。

 調査では携帯電話の利用状況も質問。ほぼ毎日通話やメールをする子は小6で10.0%と前年比1.6ポイント減、中3では31.8%と4.0ポイント減。携帯を持っていない子も、小6は69.1%で1.0ポイント増、中3が39.0%で1.7ポイント増だった。子どもたちの携帯依存やトラブルが問題になり、学校や家庭でルールづくりが進んでいることが背景にあるとみられる。(上野創)

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