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赤い屋根に「さようなら」 姫路・山之内小、134年の歴史に幕 兵庫

2010年3月31日

写真運動場で閉校式の参加者全員が風船を飛ばした=姫路市夢前町山之内

 赤い屋根の校舎、いつまでも忘れないよ。思い出をいっぱいありがとう――。母校への感謝をつづった手紙のついた風船が28日、山あいの小学校の校庭から青空に舞った。134年の歴史に幕を下ろす姫路市夢前町山之内の市立山之内小学校(市村陽子校長)の閉校式。在校生、卒業生、教員ら約700人が、それぞれの思いを胸に「さようなら」を告げた。

 1876(明治9)年、夢前川の源流、雪彦山のふもとにできた同校。多い時は500人近い児童がいたが、林業の衰退で過疎化が進み、今の児童数は20人。この日で閉校となり、在校生は新年度から8キロ南の前之庄小学校に移る。

 体育館であった閉校式には、在校生や卒業生だけでなく、かつて教壇に立った教師や地域住民も集まった。卒業した6年生を含む20人の児童は、一人ずつ思い出を発表。6年生7人は学校への思いを込めた歌「心の中に」を作詞作曲した。「今日でお別れ 私の母校 たくさんの笑顔をありがとう 今消えてしまっても 私たちの心の中に残っているよ」と、みんなで合唱した。

 約700個の風船を一斉に放って、「さようなら」と手を振った。6年生の為則政彦君(12)は「ここで作ってきた思い出がたくさん浮かんできた。運動会で応援団をしたことが忘れられない」。5年生の名定加峰(かほ)さん(11)は「悲しかったけれど、新しい学校でもたくさん友だちを作りたい」と話した。

 90年から5年間、同校で教えた市立船津小学校の平田己江子(みえこ)校長(56)は「ここで、30代のやる気に満ちた日々をすごした。教師として育ててくれた場所です」と懐かしんだ。(川田惇史)

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