クラシック音楽を漠然と聴いて、何かを感じ取ろうとしてもなかなか難しい。でも、「指揮をしながら」とか、「木琴の音に集中する」というように、目的を持てば、もっと鑑賞を楽しむことができます。
4年生の授業で「剣の舞」(ハチャトリアン)を鑑賞しました。テンポの速い4拍子の曲ですが、途中で3拍子に変わる部分が出てきます。「3拍子が出てきたところで3拍子の指揮に変えられるかな」と言って、拍子に注目させながら、指揮者になったつもりで聴かせました。拍の変化がわかりにくい難しい曲でしたが、集中して聴いていた子どもたちは、ちゃんと変化に気づくことができました。
低学年はマーチなどを使ってリズムをよく聴く。中学年はトランペットやホルンなどの楽器の音色を聴き取る。高学年になるとオーケストラや日本の伝統音楽にも親しむ。子どもたちの音楽経験や能力に合わせた目的を設定し、その目的に合った曲を選ぶことを、鑑賞の授業では大切にしています。
(川越市立芳野小学校・粟飯原喜男さん談)