「もののとけ方」の単元の最後に、「モノは水だけに溶けるの?」と問いかけます。
油性ペンで書いた文字や絵をベンジンやアルコールを含ませた布でふくと消えますよね。これは油性ペンのインクがアルコールに溶けたから。そういう日常の体験と、学んだ知識が結びつかない子が増えています。
植物の葉をアルコールに入れるとどうなるかもやってみます。アルコールに入れて湯せんすると、アルコールが緑色になり、葉は白くなる。雨が降っても葉の色は変わらない。つまり、葉緑素は水には溶けないけれど、アルコールには溶けるというわけです。
6年生になると、でんぷんの検出の実験で、葉緑素をアルコールで溶かし出す実験をします。6年生につなげるためにも、私はあえて5年生で葉っぱの実験をしておきます。
ちなみに、塩や砂糖は、アルコールに溶けるでしょうか?
答えはノーです。梅酒を作る時、酒に砂糖を溶かしますが、それは酒のアルコール濃度が低いから。砂糖は酒の中の水に溶けているだけです。
科学の視点で少し生活に目をとめれば、理科はおもしろくなると思います。
(葛飾区立綾南小学校・高鷹美恵子さん談)