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天才の育て方

脚本家・俳優宮藤官九郎のお母ちゃん 泰子さん:4 これからも私を使ってください

2007年09月25日

 官九郎と泰子、実は何度か「共演」している。初共演は官九郎の大学中退直後。官九郎作の劇の一部として舞台に流された映像の中で、泰子はイカの着ぐるみ姿で踊っていた。

 官九郎は24歳で年上の振付師と結婚。友人主催の結婚パーティーに両家から唯一呼ばれた泰子は、ツッパリ姿で官九郎とコントを演じている。

 「恥ずかしかったけど、面白い経験でした。俊坊(官九郎)が目立ちたがりなのは私の血なのかもしれませんねぇ」

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 夫・紹平は小学校を退職後、幼稚園の園長に就任。1998年5月、不調を訴えて入院、2カ月後に69歳で死去した。

 1年9カ月後、官九郎の脚本家としての出世作となったテレビドラマ「池袋ウエストゲートパーク」が始まった。

 「ゴールデンタイムのテレビに『脚本 宮藤官九郎』の文字。感無量でした。夫にも見せてあげたかった。ドラマもヒットして、これで俊坊もこの世界でやっていけるかな、と少し安心しました」

 その後、映画「GO」で日本アカデミー賞最優秀脚本賞、テレビドラマ「タイガー&ドラゴン」でギャラクシー賞を受賞するなどヒットメーカーになる。

 それでも泰子は、官九郎が演じたり脚本を書いたりした演劇や映画、ギタリストとして参加するバンドのライブなど、すべて自腹で見に行く。

 「売れなかった時代の名残ですよ。親にできることは、客になって少しでも多くのお金を落とすことぐらいですから」

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 泰子が経営する文具店には、たくさんの官九郎ファンが訪れる。ファンからもらった手紙や写真は、すべてスクラップブックに入れて大事に保管してある。

 官九郎とともに02年から、劇団「大人計画」のホームページで「人生相談」を担当するようになった。一部は今年、本にもなった。

 「この年になって若い人たちとふれあえる、息子と一緒に何かできるなんて、そうそうない経験。楽しい限りです。俊坊への要望? うーん、特にないですが……あっ、これからもいろいろ私を使ってください」(敬称略)

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 次回から卓球選手の福原愛さんです。

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