現在位置:
  1. asahi.com
  2. ライフ
  3. 教育
  4. 小中学校
  5. 天才の育て方
  6. 記事

アルピニスト・野口健のおやじ 雅昭さん:4 人生なんとかなるもんだ

2008年9月23日

印刷

ソーシャルブックマーク このエントリをはてなブックマークに追加 このエントリをYahoo!ブックマークに登録 このエントリをdel.icio.usに登録 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをBuzzurlに登録

写真アフリカで環境保護運動に取り組む健。活動の場は世界中に広がっている

 いまは京都文教大学で、国際関係論とか外交史なんかを教えています。先日、女子学生が言うんだな。「先生、やっぱり、野口健さんに似ていますね」って。

 「バカ、あいつが僕に似ているんだ」 そんな風に怒ったけど、やっぱり、いまでは健(35)の方が有名だし、がんばって人生を切り開いているし、社会に影響を与える仕事をやってるな。

 親はね、いくつになっても、子どもには負けたくないもんです。考えてみれば、いつまでも自分に刺激を与えてくれる子どもっていうのは、いいもんだな。そうだな、これ、親孝行かもしれない。

     *

 振り返って思うのは、健には世界のいろんなところを見せたということ。国にしても、人間模様にしても。

 特に、1987年からのイタリア公使時代は時間があったので、健と各国を回りました。ベルリンの壁が崩壊する前の東ドイツ、紛争が絶えないイスラエル、レバノン、ゴラン高原とか。健は、「イスラエルの女性兵士は、なんてきれいなんだろう。おやじ、どう?」なんて冗談を言っていたな。

 見せたかったのは、人間はどこでも、なんとかして生きているものだ、ということ。そして、人生なんとかなるもんだ、ということでしょうか。

 再婚した妻に2006年に先立たれました。いまは、秋田犬のハチ(8歳)と2人暮らし。ハチ、正式には竜王号というりっぱな名前を持った正統秋田犬なんです。散歩に行くと、いつもこちらがくたくたになる。身の安全のため、散歩のアルバイトに来てもらっています。

     *

 思い返せば、私の人生いろいろありました。赴任した国だけでも、エジプト、イギリス、イタリア、イエメン、オーストラリア、それにチュニジア。私生活にしても、まーいろいろです。そしていまは、愛犬ハチに引っ張り回されている。

 最近は、健どころか、ハチに負けないように、生きることが目標でしょうか。

 いやはや、何の話でしたっけ。健の話でしたっけ、ハチでしたっけ。(聞き手・石川雅彦)

      ◇

 次回からは落語家の三遊亭楽太郎さんです。

検索フォーム
キーワード:


朝日新聞購読のご案内

[PR]注目情報

ここから広告です

広告終わり

ジャンル別の最新情報はこちら
  • 大学
  • 中学・高校
  • 専門学校