アフリカで環境保護運動に取り組む健。活動の場は世界中に広がっている
いまは京都文教大学で、国際関係論とか外交史なんかを教えています。先日、女子学生が言うんだな。「先生、やっぱり、野口健さんに似ていますね」って。
「バカ、あいつが僕に似ているんだ」 そんな風に怒ったけど、やっぱり、いまでは健(35)の方が有名だし、がんばって人生を切り開いているし、社会に影響を与える仕事をやってるな。
親はね、いくつになっても、子どもには負けたくないもんです。考えてみれば、いつまでも自分に刺激を与えてくれる子どもっていうのは、いいもんだな。そうだな、これ、親孝行かもしれない。
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振り返って思うのは、健には世界のいろんなところを見せたということ。国にしても、人間模様にしても。
特に、1987年からのイタリア公使時代は時間があったので、健と各国を回りました。ベルリンの壁が崩壊する前の東ドイツ、紛争が絶えないイスラエル、レバノン、ゴラン高原とか。健は、「イスラエルの女性兵士は、なんてきれいなんだろう。おやじ、どう?」なんて冗談を言っていたな。
見せたかったのは、人間はどこでも、なんとかして生きているものだ、ということ。そして、人生なんとかなるもんだ、ということでしょうか。
再婚した妻に2006年に先立たれました。いまは、秋田犬のハチ(8歳)と2人暮らし。ハチ、正式には竜王号というりっぱな名前を持った正統秋田犬なんです。散歩に行くと、いつもこちらがくたくたになる。身の安全のため、散歩のアルバイトに来てもらっています。
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思い返せば、私の人生いろいろありました。赴任した国だけでも、エジプト、イギリス、イタリア、イエメン、オーストラリア、それにチュニジア。私生活にしても、まーいろいろです。そしていまは、愛犬ハチに引っ張り回されている。
最近は、健どころか、ハチに負けないように、生きることが目標でしょうか。
いやはや、何の話でしたっけ。健の話でしたっけ、ハチでしたっけ。(聞き手・石川雅彦)
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次回からは落語家の三遊亭楽太郎さんです。
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