吹奏楽
2010年11月22日
第23回全日本マーチングコンテスト(全日本吹奏楽連盟、朝日新聞社主催)が21日、大阪市の大阪城ホールであった。広島県内からは中国代表で4校が出場。中学の部で府中町立府中中が金賞、広島市立安佐中が銀賞に。高校以上の部では広島市立沼田高が銀賞、私立鈴峯女子中・高が銅賞に輝いた。
写真特集はこちら府中中の生徒たちは客席で互いに手を握り、祈るように結果を待った。「マーくーん、わっかー」。列を率いるドラムメジャーの赤羽(あかば)真琴君(3年)とマーチングリーダーの若林佑紀さん(同)の名を叫ぶ。2人が表彰式に出る。「府中町立府中中学校、ゴールド金賞」。午後1時過ぎ、アナウンスが。「よかったあ」「だめかと思ったよ」。みんな泣き叫んだ。
前日、コーチの秋山裕子(ゆうこ)さんが体育館で厳しく声を上げた。月に4回ほど山口県周南市から出向き、教えている。「何で考えんのん。何で疑問感じんのん。もう時間がないって、ドキドキせん?キラキラして終わりたいの!」
夜、宿舎で生徒たちにアメを渡した。金賞が取れるよう思いを込めた金色の「必勝アメ」。本番当日、午前中の練習中にみんなで食べた。
そして本番。部員は緑のベストに黒のパンツ姿で登場した。演奏開始約1分。赤羽君が、回転させていたバトンを落とした。でもみんな動揺しない。見せ場のハート隊形から若林さんのクラリネットソロへ。テンポアップで一気に盛り上がる。会場は大拍手に包まれ、演奏が終了した。
表彰式後、秋山さんは3年生一人一人と握手をしながら涙を流した。「本当に良かった」。怒りっぱなしだったが、最後の最後に初めてほめた。顧問の古土井正巳教諭も安心した様子だ。
この大会で3年生は引退だ。体育館やグラウンドを何周歩いただろう。赤羽君と若林さんは「ほっとした。3年間積み重ねての金。今までの金とはちょっと違う」。この日初めて笑顔を見せた。(加藤美帆)
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この大会の演奏写真を販売します。朝日新聞フォトアーカイブ(http://photoarchives.asahi.com/ 電話03・5540・7683 平日午前10時〜午後6時)へ。
吹奏楽用にアレンジしたクラシック有名曲を集めたコンピ盤。吹奏楽コンクール全国大会出場の実力校のライブ録音と、同じ曲のオーケストラ版の2枚組
