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2011年11月14日

吹奏楽

バンドフェス・マーチング

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バンドフェスとマーチングコン、19・20日大阪城ホールで

写真:土曜の午前中から特訓をしている=山梨県甲斐市拡大土曜の午前中から特訓をしている=山梨県甲斐市

写真:「心を一つに」を合言葉に練習に取り組む=奈良県生駒市 拡大「心を一つに」を合言葉に練習に取り組む=奈良県生駒市

写真:「サウンドホース」を回して出る音で、風の音のイメージを演出する=北九州市八幡西区野面の市立木屋瀬中拡大「サウンドホース」を回して出る音で、風の音のイメージを演出する=北九州市八幡西区野面の市立木屋瀬中

写真:パートに分かれ、チェックしながら練習が進む=秋田市拡大パートに分かれ、チェックしながら練習が進む=秋田市

 第30回全日本小学校バンドフェスティバルと第24回全日本マーチングコンテスト(ともに全日本吹奏楽連盟、朝日新聞社主催)が19、20の両日、大阪市の大阪城ホールで開かれる。全国から選ばれた小学校バンドフェス35、マーチング50の計85団体が出場し、演奏、演技を競う。晴れ舞台を待つ4団体を紹介する。

●甲斐市立敷島南小学校(山梨) ジャズに命吹き込んで

 ちょっと手狭な音楽室に4〜6年生51人が演奏する「イン・ザ・ムード」の調べが響く。顧問の丸茂(まるも)和也教諭(48)が赴任した5年前から吹奏楽部はジャズを奏でる。当時の部員は20人ほど。「少ない人数でもできる演奏はジャズだ」と、丸茂教諭が採り入れた。

 出場は4回目だが2000年以来で、練習に力がこもる。始業前の毎朝7時半から練習し、土日も休まない。「ちゃんと考えて。自分の考えが音に合うと、音に命が生まれるから」。丸茂教諭は、何度も子どもたちに語りかける。

 即興演奏はジャズの魅力のひとつだ。楽譜通りに演奏するだけでなく、部員からのアレンジを採り入れることもある。

 部長の井上莉奈さん(6年)は「部員全員が笑顔でステージを降りられるような演奏をしたい」。命を吹き込んだ音を、全国大会で披露するつもりだ。(菊地雅敏)

●生駒市立桜ケ丘小(奈良) 心を一つに真剣勝負

 奈良県生駒市は関西屈指の吹奏楽が盛んなまち。今年出場する桜ケ丘小と俵口小の2校に加え、全国大会に3年連続出場し規定で今回は休みとなる、あすか野小はよきライバルだ。2009年には3校がそろって出場し、金賞に輝いた。

 07年から3年連続金賞の桜ケ丘は昨年休みとなったが、今年戻ってきた。創部30周年で、部員は4年生以上47人。5、6年生のテンポの速い曲に合わせ、4年生が小さな体で大きなダンスを繰り広げる。

 「どちらの音がいい」「どこをどう変えたらええ?」。顧問の奥野智子教諭(49)は練習中、一人一人に本人が理解するまで尋ねる。「本気から生まれる心からの感動」をモットーに、子どもたちには常に真剣勝負を求めている。

 3人いる部長の一人、6年生の長久愛さんは「みんなが一つになって、力を合わせて演奏したい」と目を輝かせる。(東裕二)

●北九州市立木屋瀬中学校(福岡) 海をテーマに猛練習

 吹奏楽部発足5年目で初の全国大会。九州大会の壁を4度目の挑戦で破った。

 演奏曲「ポセイドンの風」「海の男達の歌」は海が好きな顧問の村上大五郎教諭(52)が選んだ。振り回すと風のような不思議な音が出る「サウンドホース」や歌声で、海風や女神のささやきをイメージ。旗のデザインや行進の陣形にはいかりを採り入れた。「演奏に取り組み始めて2年目。練習量も増えて、去年とは音量や音の厚みが違う」とフルート担当の永松優実さん(3年)。

 平日は朝と放課後の計約4時間、土日は8時間の猛練習を続ける。部員66人のうち、今回出場する55人は直前の選考で絞る競争も。

 クラリネット担当の獅子島美樹さん(3年)は「お客さんが感動してくれる最高の演奏をしたい」。村上教諭は「会場の横の大阪城まで演奏の音が聞こえるように頑張る」と意気込む。(坂本康浩)

●秋田商高 演出・練習を部員が運営

 外は木枯らしだが、練習場は熱気がこもっている。3年ぶり9回目の全国大会出場。昨年は東北支部大会で苦杯をなめた。「全国を目指した先輩たちの苦労がわかりました。見て楽しい、聴いて楽しいマーチングをしたい」と部長の神部(じんぶ)育未さん(3年)。

 41人の部員の中に部長、2人の副部長の他に演奏係とマーチング係が各3人。部員が自主的に運営するのが伝統だ。マーチングの動きはパソコンで作ったり、プロに頼んだりするところが多いが、ここでは部員が考え、方眼紙に手書き。

 練習もマーチング係が指示し、部員同士がチェックしながら進む。練習場が狭く、隊列を前後二つに分けて練習する工夫も。「人数が少ない分、本番ではフロアを大きく使える。スピードとキレのある動きが目標」と顧問の池田孝幸教諭(39)。ラストは秋商の頭文字「A」の人文字で決める。(河村泰志)

■小学校バンドフェスは30年目

 小学校バンドフェスティバルが30回の節目を迎えた。吹奏楽の底辺拡大を目指し、小学生に全国レベルでの発表の機会を、と始まった。今では全国の小学生バンドが目指すフェスティバルとなった。

 第1回は1982年11月7日に東京・簡易保険ホールで開かれた。出場したのは16校だった。この年は全日本吹奏楽コンクールが第30回を迎えた年だった。

 現在の代表数は35。97年からはマーチングの大会と同じ会場で、連続した日程での開催に。4年前から金、銀、銅賞が与えられるようになった。

 最多出場校は岡崎市立竜美丘小で今回で21回目となる。10回を超す学校も10近くになる。第1回大会で東京・元加賀小を指揮し、現在も明治小を指導している都小学校吹奏楽連盟理事長の戸村明徳さん(65)は「全国大会に出ることは小学生にとって大きな自信になってきた。少子化の中、学年の違う児童が兄弟姉妹のように一緒になって頑張ることにも意味がある」と語っている。

◎大会案内

 ◇小学校バンドフェスティバル 19日(土)午前9時から入場パレード、9時30分開演
 ◇マーチングコンテスト 20日(日) 中学の部=午前8時50分から入場パレード、9時20分開演。高校以上の部=午後2時開演。入れ替え制
 ◇会場 大阪城ホール(大阪市中央区大阪城3の1)JR大阪城公園駅より徒歩5分
 ◇入場券 両日とも当日券(自由席)を販売します。小学校バンドフェス千円、マーチングコンテスト中学・高校以上の部それぞれ1500円
 ◇問い合わせ 全日本吹奏楽連盟(03・3234・6028、http://www.ajba.or.jp/
 主催 全日本吹奏楽連盟、朝日新聞社
 後援 文化庁、大阪市、大阪市教育委員会

◎出場団体が大阪城でパレード

 マーチングコンテストに出場する団体が大阪城公園の天守閣前庭などをパレードします。天守閣前では各団体による演奏があります。淀川工科高、箕面自由学園高、習志野高、西宮市立上甲子園中など約30団体が参加。観覧無料。
 ◇日時 19日(土)午後0時30分から午後4時まで。雨天中止

■大会写真を販売します

 朝日新聞に掲載された大会の写真(一部未掲載も含む)を販売します。詳細は朝日新聞フォトアーカイブ(電話03・5540・7683、平日午前10時〜午後6時)へ。

■スカイAで初のテレビ放映

 全日本マーチングコンテスト「高校以上の部」が、CS放送のスカイAにより初めてテレビ放映される。前編と後編に分けて12月10日(土)と11日(日)、いずれも午後6時30分〜9時。

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