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吹奏楽コンクール

短時間に集中「イワコー」の個性 福島・磐城高

2010年10月22日

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写真:時に具体的、時に抽象的。根本直人さん(左端)の指示を聞く生徒たち=磐城高校拡大時に具体的、時に抽象的。根本直人さん(左端)の指示を聞く生徒たち=磐城高校

写真:各パート練習の基となるリーダーたちの音合わせ。耳を寄せ合うようにしながらハーモニーをつくり出していく=磐城高校拡大各パート練習の基となるリーダーたちの音合わせ。耳を寄せ合うようにしながらハーモニーをつくり出していく=磐城高校

 演奏する自由曲は「華麗なる舞曲」。昨年までは、管弦楽用などの曲を顧問で音楽教諭の根本直人(なおんど)さん(60)がアレンジした「新曲」で勝負してきたが、今回初めて、難度は高いがもともと吹奏楽用の曲を選んだ。

 「あえて誰もが知っている曲で完成度と音の深さ、イワコーの個性を追究したかった。聞く人に『イワコーがこの曲をやるとこうなるのか』と思ってもらいたくて」。今年度末に定年を迎える根本さんにとって、最後の全国大会。長年、各校で吹奏楽部をみてきた自分自身の「到達点」との思いもある。

 “古豪”の磐城は根本さんが顧問になってからの10年だけでも、3年連続出場ができない大会規定が適用された2回を除くと、全国大会を逃したのは1回だけ。全国でも金賞5回に輝く。

 しかし県立で、勉学との両立がモットーの同校では1日の練習時間が放課後の2時間。朝練、昼練もない。短時間に集中力と効率が求められるが、練習はほぼ生徒に任せる。各パートのリーダーたちが自分たちでパートを編成し、練習計画も立てる。

 合奏練習中の根本さんは、「ここはタタンと早く」などと細かく指示することもあるが、たいていは「優しく軽く」「もっと心が出れば」と抽象的。生徒が自分で感性を引き出すように心がける。

 3年生たちにとっても、これが終われば引退だ。「リズムのしっかりした曲で自分のパートの重要性が高いから必死です」という打楽器リーダーの江尻晴菜さん(18)も、「最後なのでいい音楽をしたい」と話す木管低音の丹野みゆうさん(18)も、根本さんの言葉を引き取り「心に響く音」を追い求めている。

 「こんなふうに聞いてもらえればと冷静に考えながら、こう吹きたいと感情移入できる音を探すことかな、と思ってます」と丹野さん。

 部長の野口宇宙(たかひろ)君(3年)はこう言った。「聞いて下さる人に感動を届けることができて、結果がついてくれば最高。先生に一番の思い出を贈りたい」(西堀岳路)

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