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吹奏楽も努力も日本一に 大阪府立淀川工科高校「名誉教諭」丸谷明夫さん

2011年5月16日

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写真:丸谷明夫さん=守口市の同市市民会館拡大丸谷明夫さん=守口市の同市市民会館

 大阪府立淀川工科高校(前・淀川工業高校、大阪市旭区)の吹奏楽部顧問と指揮者を務め、全日本吹奏楽コンクールに特別演奏も含め32回出場、金賞を23回受賞している。その功績が認められ、今年、同校から独自に「名誉教諭」の称号を与えられた。過去には、府立北野高校(旧制北野中学)出身の俳優森繁久弥さんが名誉教諭になった例もあるが、とても珍しい。「私には三つの好きがある。生徒、音楽、学校。この肩書は私にとって一番の宝物です」

 子どもの頃からリコーダーなどの楽器が得意で、吹奏楽は中学生の時に始めた。工業高校を卒業後、1964年から淀工で実習助手をしながら大阪工業大学に通い、教員免許を取った。元々、人に教えることが大好き。電気の授業を担当する一方、助手時代から吹奏楽部の顧問を務めた。

 現在、部員は毎年200人近くに達するが、当時は、すぐに数えられるほど少なかった。しかし、生徒たちは自立心が高く、やる気があった。まずは部員を増やすことから始め、74年になって初めて全国大会に出場することができた。「ただただ、ほんまに音楽が好きでやってきただけ。好きやとしか説明がつかない」

 部員らには「人から言われて、やっているだけでは駄目や。甘い。本気になってやらなあかん」と説き、「日本一の努力をしよう」と語りかけてきた。しかし、これが最も難しいという。「日本のどこで、だれが、いつ、どんな努力をしているのか、なかなか分からないわけですから。自分も名誉教諭の肩書に恥じないように一層努力をしたい」(村瀬成幸)

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