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Enjoy!大学受験

11月「模試活用法」模擬試験の結果を見て

2007年11月14日

 東京でもようやく秋らしくなってきました。葉も色づきはじめて赤や黄色が美しく映え、心穏やかな季節です。でも、皆さんにとっては、模試(=模擬試験)の結果が返ってきて、心穏やかどころではなく、赤や黄色の声を発する今日このごろなのではないでしょうか(笑)・・・。この時点では、ABCDEなど合格可能性の判定数値が悪くても、ショックを受ける必要は全くありません。「おれは気にしないが家で皆がうるさいんだ。」という声も聞こえてきそうですが(笑)、大丈夫です。D判定の結果で「Dきないじゃない」「ひっD−なぁ」「DEADだね」などと言われても(ご家庭での3Dコメントと私は呼んでいますが)、聞こえないふりをして明るくゆきましょう。大切なのは結果を真摯に受け止めながらも、しっかりプラスにしてゆくことです。

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緊張感が伝わってきます!!

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解答解説・進学参考資料は宝物!

 まずは、全体を見てみましょう。「標準偏差」という言葉をご存じですか。簡単に言ってしまえば、偏差値を10上げるのに必要な点数です。模試の資料などに数値が出ています。例えば、英国世界史の3科目受験の標準偏差が50だとすると50点取れば偏差値が10上がるので、あと5点を取れば偏差値が1上がるということです。ある人が英国世界史で受けて偏差値が48だったとします。54まで上げれば合格の可能性がぐんと見えてくる場合、足りない偏差値6を上げるために3科目で必要な点数は5点×6=30点です。

 さて、目標点数が30点とはっきりしたころで、科目別に見てゆきましょう。古文で「ぬ」の品詞を勘違いしたために解釈を誤り不正解だった問題の配点が7点だったとします。勘違いしていなければ7点取れたはずなので+7とします。世界史第3問で20点配点の「19世紀初頭の中国政治史」、ここは高校でまだやっていないので、3点しか取れなったが、普通にやっていれば平均の12点は取れているはずなので、+9。これでもう+16点です。残り14点取れば、目標の偏差値54に届きます。このように、「取れていたはずだ」という言い訳をたくさん集めてください。どんどん言い訳していいのです。まだ十分に勉強しているとは言えないであろうこの時点で、言い訳出来ないほうが危ない(笑)。全部、積み重ねてみて何点プラスになるか。それで自分の目標に足りなければ、どこで何点取れば目標点になるか、考えましょう。基本は、全国平均点に足りないところです。

 そして、最終的には出来ない部分をなしにしたいので、理解が不十分なところは、解答解説に戻って丁寧にマスターしてゆきましょう。返却時に配布される進学参考資料も大切です。駿台の模試、その中でも、特に記述型の模試などは、典型的な間違いのパターン、別解の紹介、どういう基準で点数を与えているか減点しているかという採点基準なども載っています。実際に皆さんの答案を見ての分析なので、陥りやすいポイントなどもはっきりわかります。まさにエッセンスの宝庫です。徹底的に読み込むことによって、色々なものが吸収できます。

 いろいろ言ってきましたが、模試は最低3回復習(受験直後、返却時、一カ月後)というのが基本中の基本で、一番定着効率が高いわけですが、人によってどんどんアレンジはして欲しいです。ものすごく集中して解いた問題なので消化しやすいですよ。それに、出来ないところをそのままにしておいたら本番でも確実に解けないことだけは確かですから(笑)。駿台の高卒生には、実施後の校内テストや模試の問題の一部をロングホームルームの中で繰り返し解かせたりして、確認を繰り返します。本当に徹底的に復習をしましょう。模試は使い方次第で最良の参考書になります。今までとこれからの模試で、現状を認識して、弱点を把握して克服して、前に進みましょう。「明るく前向きに」が、何をするのでも大事です。

プロフィール

田村明宏(たむら・あきひろ) 駿台予備学校 教務本部課長

クラス担任として多くの受験生を指導しながら、高校などで多数の講演活動を行う。池袋校校舎長を経て8月から広報担当。趣味は、映画鑑賞・読書・スポーツなど。自信のあった遠投と中距離走で中3の息子に敗れ、現在落ち込み中(笑)。

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