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福島県立医大「DearPeer」 なぜ避妊?中高生と考える

2007年06月20日

 性教育の時間、避妊方法を説明するビデオを直視していいのか迷った人も多いのでは――こう水を向けると「それって、大人の方が逃げている気がする」という答えが返ってきた。

写真打ち合わせをするメンバーたち=福島市光が丘の福島県立医大で

 福島県立医大のサークル「DearPeer」(ディアピア)のピアカウンセラー(通称ピアっ子)の一人、看護学部2年の大堀幸恵さん(19)の場合、避妊がなぜ必要か、大人は教えてくれなかったという。

 サークル名は「親愛なる仲間」の意味で、結成は00年。約20人のピアっ子がいて、厚生労働省作成のカリキュラムでしっかり研修を受ける。昨年12月から県内各地の中学や高校へ出向き、生徒たちとグループワークなどを始めた。

 生徒たちが書き出した人生設計や夢の実現のために今何が大切か、同じ目線で話し合う。どうして避妊が必要なのか一緒に考えながら、相手を尊重することの大切さを知るきっかけにしてほしいと願う。

 ピアっ子たちに「彼氏との付き合い方は上手になった?」と尋ねると、「彼氏いなーい」「しばらく恋してないなあ」……。彼女たちの人生設計も始まったばかりのようだ。

 <メモ> 福島県でのピアカウンセラーの養成は00年、県北保健福祉事務所で始まった。10代の人工妊娠中絶実施率が全国4位の13.6%(05年度)と高いことに危機感を感じ、新たな性教育を模索し始めた。現在、県立医大の学生を中心にボランティア活動が続いている。

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