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北大「キャンパスビジットプロジェクト」 語れば深まる愛校心

2007年07月04日

 「クラーク先生の像にいたずらすると、単位を落とすといわれています」。約70人の市民が6月23日、学生ガイドの案内で、クラーク像や総合博物館など北海道大学の構内を回った。参加者は口々に「大学が身近に感じられた」「学生さんの暮らしぶりにも触れられて楽しかった」

写真学生(右)が市民を案内する「北大市民ツアー」。定員オーバーで抽選するほどの人気だ=札幌市の北海道大で

 ポプラ並木でおなじみの緑豊かな札幌キャンパスは、北海道で有数の観光地でもある。「北大キャンパスビジットプロジェクト」は訪問者を案内するサークルだ。

 メンバーは大学の歴史や自然環境を学び、訪れた目的や、おとなか子どもかなどに合わせて「ツアー」を企画し、ガイドする。学内施設を見る時は教授陣への相談も欠かせないが、見学者への「講義」を買って出る先生もいる。

 季節のいい6月は忙しかった。大学事務局から依頼を受けて、昼休みに修学旅行団の相手をする。「語れば語るほど、母校への思いが深まります」と経済学部4年の斎藤和也さん(23)。「プレゼンテーション能力が上がったおかげで、希望の会社から内定をもらえました」。メンバーにはそんな学生もいた。

 <メモ> 02年に結成され、現在は約20人の学生ボランティア団体。メンバーは文系、理系、学部、大学院にまたがる。打ち合わせの会合は週に1回。大学事務局も「社会に開かれた大学づくりや意欲ある受験生を集めるうえで役立つ」と、運営に協力している。

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