天理大「雅楽部」 古代の調べ復元、創作も2008年02月06日 80年の東大寺落慶法要や、07年のキトラ古墳壁画「玄武」公開時の催しで演奏し、重ねた海外公演は23カ国・地域に及ぶ。天理大雅楽部の歩みは学生の部活動の域にとどまらない。
雅楽は音楽と舞、歌からなる古来の伝統楽舞。部員の7割は未経験者という。入部すると、笙(しょう)、篳篥(ひちりき)、龍笛(りゅうてき)から自分の「持ち管」を選ぶ。練習は夜まで続くこともある。文献を頼りに、消滅した曲や舞、衣装の復元にも取り組んできた。 部長の3年生須田理香さん(20)は、小学生のとき、当時兄が部員だった縁で演奏会を聴き、圧倒された。「あこがれて入部しました。西洋楽器に出せない音色が魅力です」 今みんなで取り組んでいるテーマに「源氏物語千年」がある。源氏物語に登場する雅楽の曲の演奏を、01年から続けている。また、奈良時代に盛んに行われ、平安時代から徐々に消えていったとされる仮面舞踏劇「伎楽(ぎがく)」の復元にも取り組む。薬師寺の依頼で伎楽の創作にも挑んだ。 OBで顧問の佐藤浩司・人間学部教授は「復元も創作もどちらも大切。まずは、完成された音色に浸りにきてください」と誘う。
〈メモ〉 1951年に雅楽の研究、演奏技術の習得、普及を目的に創部。部員は現在29人。3月1日に東京都台東区の浅草公会堂で、9日に大阪市天王寺区の大阪国際交流センターで公演がある。問い合わせは雅楽部(0743・63・4945)。 究める バックナンバー
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