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明治大「落語研究会」 「人より面白く」探究

2008年3月26日

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写真マスクをかぶって「ダマサレンジャー」に変身した室野井岳史さん(右)とまだ新人の志水あいさん(20)の漫才=東京都の小平第六小で

 「僕だまされませんよ。だって、『絶対だまされない』って本、120万円で買いましたから」

 「もうだまされてるよ」

 2人のやりとりに、子どもたちが笑う。14日に東京都の小平第六小であった明大落研(おちけん)の出前寄席。携帯電話による詐欺の怖さなどを漫才仕立てで伝えた。都消費生活総合センターの依頼を受け、老人ホームや学校に月数回出向く。

 舞台では「大学8年」と自己紹介した室野井岳史さん(27)は、7年生だった昨年、大学をやめている。でも、色んな場所でネタができるのが楽しいので、出前寄席には出続ける。

 落語に興味がなかった新入生のときだ。サークル勧誘の出店が並ぶキャンパスで、落研の先輩が法被を着て目覚まし時計を腕にくくり付け、立っていた。待ち合わせのように時々時計に目をやるが、誰も来やしない。つい、「何してんですか」と聞いてしまった。

 入部すると連日飲み会。あいさつ、上座と下座、礼儀作法は厳しいが、満足に落語も教えてくれない。人より面白いことをしようとひたすら考え、学園祭や巡業で何とか高座を務めた。

 「みんなそう。でも、必死な姿は人に見せない。それが伝統ですかね」

 〈メモ〉 現在活動する部員は10人ほど。三宅裕司、立川志の輔、渡辺正行が在籍中に名乗った高座名「紫紺亭志い朝」は、先日、2年生の清水翼さんが20代目を継いだ。出前寄席の問い合わせは、都消費生活総合センター(03・3235・4167)へ。

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