パソコンで番組を編集する学生たち。完成まで5日で済むこともあれば、半年かかることも=東京都八王子市の中央大
東京・多摩地区のケーブルテレビ5局が放送する10分番組「多摩探検隊」。地元の話題や人物を掘り起こし、放送55回を数える。ネタ探しから取材、撮影、編集まで制作のすべてを手がけるのが、中央大(東京都八王子市)の松野良一教授のゼミ生たちだ。
ゼミ生は38人。一つの学部ではなく、全学部から選ばれた。企画や構成について意見をぶつけ合い、先輩が取材時のマナーを厳しく指導することもある。総合政策学部4年の平沢恵梨さんは「いいものをつくるために、学生という甘えは許されないと実感できた」と話す。
同学部4年の中島聡さんは、取材に応じてもらえなかったコンニャク職人のもとに通い続けたことが忘れられない。「やっとインタビューできた時は本当にうれしかった。現場で話を聞いて表現につなげる面白さが分かった」という。
ゼミでは戦争体験者のルポや、子どもの新聞作りのサポートなどの活動も行っている。松野教授は「様々な方法でコミュニケーションと表現の能力をつけてほしい」と期待している。(葉山梢)
〈メモ〉 「多摩探検隊」は04年に多摩テレビ(多摩市)で放送開始。その後、日野、青梅、八王子、立川のケーブルテレビ局に広がった。月1回のペースで制作。ウェブ(http://www.tamatan.tv)でも見られる。
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