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宮崎大「やまんが保全チーム」 希少動物の繁殖手助け

2009年3月4日

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写真巣箱をのぞき、小動物や巣材などが入っていないかチェックするメンバー=宮崎市田野町

 ブナやヒノキが枝を伸ばす宮崎市南部の宮崎大学の演習林。広さ、東京ドーム100個分ほどの森だ。そこに、85個の巣箱が取り付けられている。

 「ヒメネズミが巣を作っていますね」。やまんが保全チーム代表で農学研究科修士1年の江藤毅さん(23)が、巣箱の一つをのぞいて笑顔になった。中身をポリ袋にあけると、落ち葉の固まりから体長5センチほどの茶色い体が飛び出した。

 「やまんが」は、巣箱や捕獲わなを使って希少な小動物の生息調査をしている。主な調査対象のヤマネとニホンモモンガから、チーム名をつけた。いずれも九州での生息実態がほとんど分かっておらず、「データを集めて保全に役立てたい」。

 07年に赤外線センサー付きの自動撮影カメラでニホンモモンガの撮影に成功。近くの巣箱でヤマネの親子も見つけた。第一発見者は江藤さん。「巣材のコケからひょこっと親子が顔を出して。キュートで心を奪われました」。そして「巣箱が繁殖に役立った」と喜ぶ。メンバーは、県内3カ所の山林に計240個の巣箱を置き、月に1度、確認に回っている。(阿部彰芳)

    *

 メモ メンバーは8人。全員が飼料栄養学を専門に学ぶ。研究外活動で03年度にヤマネの巣箱調査を始めた。07年度からは大学の学生支援事業の助成を受け、自動撮影カメラや捕獲わなを使って調べている。

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