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お宝発見

金メダルの記念樹 椙山女学園大

2007年08月31日

 「前畑がんばれ」の実況中継に日本中が興奮した1936年のベルリン五輪。前畑(兵藤)秀子さんの200メートル平泳ぎでの金メダルを記念するオリンピック・オーク(樫〈かし〉の木)が、母校椙山(すぎやま)女学園大(名古屋市)で葉を茂らせている。

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前畑秀子さんの金メダルの記念樹を背に記念プレートを持つ学生=名古屋市の椙山(すぎやま)女学園大で

 前畑さんの手記によると、和歌山県出身の前畑さんは29年、当時は珍しかったという室内プールでの模範泳ぎのため同学園に招かれた。それが縁で、15歳で椙山高等女学校(当時)に転校した。32年のロサンゼルス五輪で銀メダル。が、「金でないこと」を責める声が強かったという。

 その後の4年間、前畑さんは総タイル張りのプールを毎日2万メートル泳いだ。勝ちたい一心で迎えた本番は、ひとかきごとに「助けてください」と叫びながら泳いだ。大学の記念誌にはそう記されている。

 学園に通う生活科学部3年の都梅(つばい)まきさんは、同じプールで授業を受けた。金メダルの記念樹の前で記念プレートを手にし、「こんなにすごい人が(先輩に)いたなんて」と誇らしげだ。

 〈メモ〉 記念樹は小学校などがある山添キャンパス(名古屋市)に植えられた。大学・大学院の星が丘(同)、日進(日進市)各キャンパスにあるのは、実を採って育てた「2代目」。前畑さんは、母校訪問時は様子を見に足を運んだという。

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