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お宝発見

ニホンオオカミの本剥製 和歌山大

2007年10月05日

 動物が生きている時の形を再現したものを「本剥製(ほんはくせい)」という。絶滅したニホンオオカミでは国内に3体だけ。うち1体を和歌山大が持つ。

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 前身の師範学校時代の1947年、標本を整理していたら、ホコリだらけの犬のような剥製が出てきた。ある教員がなぜか気になって残しておいた。48〜50年に上野動物園の技師らが鑑定し、ニホンオオカミとわかった。

 いわれを引き継ぐのは教育学部の高須英樹教授(生態学)。ただ、不確かな点も多い。作ったのは師範学校の教員らしい。捕獲地は奈良県の大台ケ原山系か十津川村らしい。どちらも、なぜそう言えるのかは不明だ。

 もともとは、いかにも素人が作った「ニホンオオカミに似ても似つかないもの」だったという。81年、大学が約100万円かけて作り直し、精悍(せいかん)な姿に生まれ変わった。

 不思議なのはペニスの存在。専門家の見立てでは、乳首が発達しているので、本当はメスとみられる。作り手が、あえて迫力のあるオスにしたのか。今となっては誰もわからない。

 <メモ> ニホンオオカミの本剥製があるのは、国内ではほかに国立科学博物館(東京)と東京大。和歌山大のものは体長約1メートル。01年、長年置かれていた大学の研究室から和歌山県海南市の県立自然博物館に引っ越した。年に1カ月程度、公開されている。

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