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お宝発見

水晶コレクション 山梨大学

2007年11月09日

 高さ1メートルの水晶に、155年前の江戸時代に作られた水晶玉、明治初期の水晶製の櫛(くし)……。山梨大学(甲府市)にある約200点に及ぶ水晶コレクションの一部だ。

写真

巨大水晶 甲府市武田2丁目の山梨大学で

 目玉の一つは高さ97センチ、直径最大30センチの巨大水晶。明治時代に八ケ岳のふもとで採掘されたとされる。一本の水晶としては東洋一の大きさと言われている。このほか、1873(明治6)年のウィーン万博に展示された水晶の花瓶もある。

 展示品のほとんどが県内産。山梨は水晶の産地として有名だったが、採掘量は年々減って、現在は採掘することはできない。大半は明治、大正時代の作品だ。

 これらは1920(大正9)年、水晶を収集していた甲府市の商人百瀬康吉氏が46点を前身の山梨師範学校に寄贈したことに始まる。当時、東京帝国大学からも寄付の依頼を受けたが断り、「故郷のために生かしたい」と寄付を決めたという。その後も篤志家らの寄付が続き、作品が集まった。

 展示室を訪れるのは、主に「マニア」で、年間の入場者は450人に過ぎない。「これを譲ってほしい」と持ちかけられることもあるという。同大の角田謙朗准教授(地質学)は「いずれも貴重で一点ものばかり。県民にはほとんど知られていませんが、宝石の街甲府の原点がここで見られます」と話している。

 〈メモ〉 水晶展示室は大学事務局の2階にある。問い合わせは同大学総務課(055・220・8006)へ。

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