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江戸時代の馬具 麻布大

2010年3月26日

写真麻布大学の馬具コレクション

 獣医学部をもつ麻布大には、動物に関するコレクションがいくつかある。中でも珍しいのが江戸時代の馬具だ。

 同学部OBが所有していたもので、昨年1月、同大に寄贈された。全国の古道具屋などにあったものを、長年にわたり個人で収集した成果だ。

 馬具は全部で約30点。鉄製のハサミは、たてがみを切る道具で、今ではほとんど手に入らないという。馬の胴体に取り付けた鈴は、形や音が異なるものが数種類ある。クマを避けるのに使われたり、居場所を確認するために使ったりと使い方はいろいろだ。

 馬の医療に関する道具も貴重なものばかりだ。長さ9〜15センチの鉄製の針は、馬の血を抜いて疲労回復を図った道具だという。刺す部位によって針の長さを使い分けていた。農業、運搬など、この時代の馬は、人にとって欠かすことができない密接な動物だった。馬の健康を保つことが、生活に欠かせなかった様子がうかがえる。(原田朱美)

    ◇

 馬具コレクションは、現在は非公開。5月にネット上でウェブミュージアムを開設し、画像を公開予定。また同大は、江戸時代の獣医学教科書「良薬馬療弁解」なども所蔵する。

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