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エルメスの鞍 京都産業大

2010年9月24日

写真京都産業大学のエルメスの鞍。木製の台にかけられている

 京都産業大学には、80年以上前に造られた高級ブランド「エルメス」の乗馬用の鞍(くら)が保管されている。日本馬術の創始者とされる故・遊佐幸平(ゆさこうへい)氏がアムステルダム五輪(1928年)に出場した際、知人に頼まれて購入した。ブランド名の入った鋲(びょう)と、一部がバックスキン仕上げになっているのが特徴だ。

 鞍は、1965年の開学と同時に発足した馬術部の宝として受け継がれてきた。初代監督の荒木雄豪(ゆうごう)・名誉教授(85)が選手時代の59年に、千葉県の牧場主の玄関先に放置されていたのを見つけ、無料で譲ってもらった。購入の経緯は後日、遊佐氏に聞かされたという。女性用でサイズが小さく、荒木さんが鞍を使ったことはないが、「高根の花のエルメスが手元にあるだけで励みになった」。

 馬術部は69年に全日本学生馬術大会の団体競技で優勝するなど、名が知られるようになった。大学史の編集に携わる荒木さんは「年々味わいが出る鞍のように、大学も歴史を重ねられれば」と話す。(相江智也)

    ◇

 本館3階の大学史編纂(へんさん)室で、荒木さんが五輪に出場した際に使った鞍などと合わせて一般公開されている。平日午前8時45分〜午後4時30分。無料。問い合わせは同室(075・705・1995)へ。

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