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展示作品案内

ヘラクレイオンもヘラクレス神殿があった場所として文献上に名前の残る都市のひとつでしたが、遺跡の位置が特定されていませんでした。ゴディオ氏のチームが海底で大きな参道跡や高さ5メートルにおよぶ3体の巨大な石像、儀式に使われたと思われる道具などの痕跡を次々と発見し、消えた町の姿がよみがえりました。また、同地域で発見された「ネクタネボ1世のステラ(石碑)」は、この地がエジプト名で「トーニス」と呼ばれる土地だったことを示しています。

この都市もエジプトの重要な海の玄関口のひとつであり、またプトレマイオス朝時代には巨大な神殿で重要な儀式が行われていたようです。神殿にはエジプトのアメン神がまつられ、新しいファラオの神的な力を打ち立てるための儀式が行われたのではないか、と推測されています。

ヘラクレイオン

カノープス
アレクサンドリア
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ハピ神像

[プトレマイオス朝、前4世紀ごろ]
高さ約5.4メートル、重さ約6トンの巨大な石像。ハピ神はナイル川の氾濫を神格化したもので、この像のように豊穣のシンボルである女性の胸を持っています。ほぼ同サイズのファラオ(王)、王妃の像も見つかり、これらはヘラクレイオンの神殿の入り口に立てられていたと考えられています。
※写真は上半身のみ
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ファラオ(王)像

[プトレマイオス朝、前4世紀ごろ]
高さ約5メートルの巨大な石像。ほぼ同サイズのハピ神、王妃の像とともに見つかり、これらはヘラクレイオンの神殿の入り口に立てられていたと考えられています。
※写真は上半身のみ
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王妃像

[プトレマイオス朝、前4世紀ごろ]
高さ約5メートルの巨大な石像。ほぼ同サイズのハピ神、ファラオ(王)の像とともに見つかり、これらはヘラクレイオンの神殿の入り口に立てられていたと考えられています。
※写真は上半身のみ
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ネクタネボ1世のステラ

[前30王朝、前378年]
高さ約2メートルのこの石碑は大変保存状態が良く、ヒエログリフをはっきりと読み取ることができます。「ギリシャの海からやってくるすべての物に関税を課す」という王の決定が刻まれています。
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ウジャト型ビーズ

[プトレマイオス朝(?)]
縦横ともに1センチに満たないながら精巧につくられた金製のビーズ。海底探査でもこのように小さな遺物が見つかることがあります。ウジャトはホルス神の聖眼を表したもので「完全なるもの」という意味を持ち、特にこのようなサイズのものは健康を守る護符としてネックレスなど装身具にし、身に着けられていたようです。
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ライオン頭部形イヤリング

[プトレマイオス時代、前4〜前3世紀ごろ]
金箔からなる4本の細い筒をより合わせて作られた直径2センチほどの耳飾りで、装飾はライオンの頭をかたどっています。
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プトレマイオス1世のコイン(金貨)

[プトレマイオス朝、プトレマイオス1世の治世(前305〜前283年)]
裏面に表されているのは、稲妻を右手に持ち4頭の象が引く二輪戦車に乗ったアレクサンドロス大王です。