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展示作品案内

紀元前331年にアレクサンドロス大王によって建設され、プトレマイオス朝の都が置かれたアレクサンドリアは現在でもエジプト第2の規模を誇り、地中海文化の香りとエジプトらしい活気が混在する都市として多くの人を魅了しています。

大図書館やムセイオン(博物館)、「世界の七不思議」で有名なファロスの灯台などが建っていたことでも知られ、ヘレニズム文化圏の芸術・経済の中心地として名を馳せました。そして何より女王クレオパトラの悲劇の舞台として知られています。ゴディオ氏の調査では、王家の宮殿があったアンティロドス島の位置が割り出され、港の全体像を明らかにすることに成功しました。

アレクサンドリア

カノープス
ヘラクレイオン
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カエサリオン像の頭部

[プトレマイオス朝、前1世紀ごろ]
この像のようにネメス頭巾を身につける表現が許されたのは王のみでした。頭巾の上の蛇の飾りもそれを示しています。また自然な表情にはギリシャの影響が見られます。これらいくつかの特徴により、この像は女王クレオパトラとカエサル(シーザー)との間の息子、カエサリオンを表したものと考えられています。
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プトレマイオス12世(女王クレオパトラの父)のスフィンクス

[プトレマイオス朝、前1世紀ごろ]
プトレマイオス12世は女王クレオパトラの父。スフィンクスの人間の頭は知恵の、ライオンの体はファラオの肉体の強さの象徴であり、この時代にも好んで建立されました。
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カノポス壺を抱く神官像

[ローマ支配時代、後1世紀ごろ]
神官が手にしているのはエジプトのオシリス神の頭部がついたカノポス壺。神官はこれに直接手を触れず、ギリシャ風のひだが入った上着の下に素手を隠すようにして大事に持ち運んでいます。その信心深い様子は顔の表情にも豊かに表現されています。
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女王クレオパトラのコイン(銅貨)

[プトレマイオス朝、クレオパトラ7世の治世(前51〜前30年)]
女王クレオパトラの横顔が刻まれたブロンズのコイン。高貴な身分の証である小さな冠をかぶっています。
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ハヤブサの頭部を持つスフィンクス

[前8〜前7世紀(?)]
ハヤブサはホルス神の化身で、ファラオの守護神として考えられています。ハヤブサのこめかみには人間の耳がついており、まるで動物の仮面をかぶっているように見えます。
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指輪

[ローマ支配時代]
金箔でできた輪の楕円形のはめ込み台に、白と赤の瑪瑙(めのう)がはめ込まれています。このタイプの指輪は、ポンペイ遺跡から多く出土していることからローマ支配時代の初期に人気があったと考えられています。
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鉢

[前1〜後1世紀]
紀元後1世紀の出土品と一緒に発見されましたが、この鉢自体は紀元前1世紀のものと思われます。食事時などではなく、占いの儀式に使われたものかもしれません。表面に書かれた「DIA CHRSTOU O GOISTAIS」は「魔術師、キリスト」とも読めますが、他にもいくつかの解釈があります。