シカは奈良にとって神聖な象徴であるかもしれないが、県は前例のない取り組みとして、そのシカを捕獲する方向で動いている。

 関係者によると、奈良公園には約1200頭のシカが生息しているほか、それ以上の頭数が公園東部の農村部におり、野菜や果物への深刻な被害が報告されている。

 県は箱わななどを活用し、公園の東側に位置する田原地区と東里地区で120頭のシカを捕獲する計画だ。猟銃を使わない捕獲作戦は7月31日に始まった。

 「奈良のシカ」は、世界遺産として登録されている春日大社の使者である「神鹿(しんろく)」とされている。