マルタ共和国の小さな町セントジュリアンズでは、住民たちが1世紀以上にわたって、自分たちの守護聖人を賛美してきた。その方法は、海に向かって急激に突き出したラードの塗られた丸太を駆けのぼるというものだ。

 目的は(登れば登るほど)手が届きにくいくなる旗をつかむことにある。

 この風変わりな信仰の儀式は、8月の終わりに開催され、1800年代にさかのぼる聖ジュリアン祭の目玉だ。

 男性はもちろん女性も子どももこのコンテストに参加し、町の港に突き出すように立てられたゴストラと呼ばれる長さ約10メートルの棒を駆けあがろうとする。とはいえ、勝負に関係なく、結局、競技者全員が水の中に落ちることになる。